当塾に合う生徒と合わない生徒とは?/公立高校の方が成績が伸びることも多い

真摯な忠告を受け入れてくれるかどうか

ミドリゼミでは、生徒の学力や希望進路を話し合い、そして学校の授業内容や授業進度やクラブ活動などの希望を聞き取り、生徒に学習プランを提示します。

もちろん、大阪大学や神戸大学に進みたいというのならそれなりの厳しいプランになります。関関同立で良いのなら、それなりのプランになります。指定校推薦も視野に入れる方がいい成績か、学校の実績はどうかも考えますので、関関同立と言っても全員に同じプランを提示するわけではありません。詳しくは「学習方針 | 特進個別塾ミドリゼミ芦屋校|定額で毎日プロが個別指導 (tokushinkobetsu.com)」をご覧ください。

けれど、いずれにしろ、巷の受験業界や学校が言う「子供の可能性」や「文武両立」などというキレイごとではない実質に即した真摯なものを提案します。国立大志望者には必要であればクラブも辞めた方がいいと言いますし、私立大しか無理な生徒には国立大学などいつまでも言っていないで3教科に集中しろとも申し上げます。画一的なものを押し付けることはありません。もちろん、どうしてそういうプランを提示するのかは、生徒にしっかりと説明し納得を得ます。

それを「実質に即した真摯なもので、やった方がいい」と受け入れてくれ生徒は、責任を持って学力や成績を伸ばします。受け入れてくれない生徒は、そもそも「あんな厳しいことを言う塾・・」と入塾していただけません。

しかし、頭では分かっていても行動に移せず途中からダラケてマイペースに持ち込み、当塾のアドバイスをうやむやにする生徒では、もちろん何度も注意箸説得はしますが、責任を持てません。

中学1年生や2年生なら、まだその説得は学習指導の一部とできますが、学習内容を教えるだけで精一杯の高校生にもなって「安易に流れるな!」というところから躾けないといけないようでは指導は難しいです。

当塾に合わない生徒はどうなるか?

途中からダラケてマイペースに持ち込み、当塾のアドバイスをうやむやにする生徒の多くは、塾で学校の宿題などを持ち込みますので、私が毎日叱らなければいけないことになります(付属校の内部進学者を除く)。塾で毎日説得され、時には叱られることになるのですから、生徒は面白くありません。けれど、塾では指導通りの学習をすると、宿題は家ですることになるのでそれはもっとイヤなことにります。どっちにしたって、生徒には塾が重荷になるので、生徒から塾を辞めたいと言い出します。

このような場合、正直に状況を生徒から親御さんに伝わることはまずなく、「キチンと教えてくれない」「分かりにくい」と親御さんには伝えられます。親御さんは「なまける子供だがよろしく頼む」と入塾に言ってきたのにその子供の言葉を丸ごと信じて「辞めます」とおっしゃいます。いや、分かってらっしゃるんでしょうけれど、子供に家でゴネられるのは鬱陶しいので、「もう辞めさせるか」「塾を変えるか」ということになるのだと思います。

こういう生徒は、入塾後はしばらくは塾の指導に沿って学習しますが、だんだんと自分の思うような学習ペースにしていきます。親御さんに誤った情報が生徒から伝わる前に、こちらから連絡して状況を説明します。それでも改まらない場合は、親御さんに連絡してそれとなく退塾をお願いします。あるいは、子供に直接退塾を求めます。

生徒も入塾時は頑張ると本気で思い、私もその意を汲むのですが、こういうことになる生徒は半年程度で塾を辞めることになります。あるいは、新学年や夏休みなどを契機に態度が豹変することも良くありますので、その際は態度が豹変してから2~3カ月後に退塾していただくことになります。

最近は進学私立でこのような生徒は多い/一方公立では

学校の進度が早く速い進学校では、学校の課題も多く出ます。中位から下位の生徒では、授業も分からずに、宿題でも分からなくても考える時間もなく解答を写すだけに近い学習を進めることになります。そうしないと提出できずに先生に怒られるからです。だから、塾もその宿題を持ち込んでヤッツケ仕事をするしかないのです。塾で説明しようにも理解する時間もなく、課題が終わって「じゃあ、ソコの復習を・・」と言っても「他の教科の宿題を明日までにしないと・・」と言って逃げられます。

「塾では基礎学力を充実させて、家で宿題をやれ。」などと言うと、子供は「余計にやることが増えて、もう無理。」と塾を辞めますし、子供の意思を尊重して教えると「成績が伸びない。」と親が塾を辞めさせます。

もちろん、「進学校と言っても、順位で分かるでしょう。今までのツケで国立はムリなんだから、英語に絞ってとにかく遅れを取り戻さないと。」と言っても、「そんな大学に行くために進学校に行ったのではない。」と親子ともども却下します。最近、一番難しい生徒が私立の進学校で中位・下位の生徒になっています。

公立の場合はまだいいんですよ。それほど授業速度も速くないし、課題も多くないから、学力不足のリカバーのための復習をする余裕が子供にはある。だから、公立高校の生徒で頑張る生徒の方が、最近では成績が上がりやすくなっています。

説明会や体験授業で、このことはあらかたお話します

説明会や体験授業で、親御さんの話を聞き、子供のテストの答案を見て教えれば、どのようなことになるのかあらかた予想はつきます。だから、こちらからお断りする場合もありますし、指導内容を提示して「学習意欲を持って取り組んでくれるのならお預かりする。」と約束いただく場合もあります。

もちろん、「どうぞ、ぜひお越しください!」と言う生徒さんも多いですが、そういう生徒さんでは揉め事は起こりません。少しは疑問を抱きながら「まあ・・・なんとかなるかな、どうかな。」と言うお子さんでは、このようなことになる場合も多いです。

だから、入塾時には親御さんには「指導通り学習してもらわないと、成績は保証しないし、辞めてもらう」と念を押すのですが、親御さんはそんなことは忘れて「もう塾を辞めたいと言っています。」とお電話をかけて来られます。私の方もその前に「お子さんの態度が改まらなければ、当塾でも学習は難しい。」と私の立場を正直にお話することにしています。

電話の奥で噛みしめている私のホンネ

私が生徒に言うホンネ。「だいたいやな、塾で学校の宿題して、ライバル以下の勉強しかやらんと、それで『有名大学行きたい!』なんて、高校生にもなってどれだけユルイねん。そんな都合のエエ話があったら、「有名大学」の値打ちなんかあるかい!」

親へのホンネ。「その状況を分かって塾に連れてきて、まだ甘いこと言うてる親も親や。そんなやからこんな子供になってるねん!まずアンタがシャキッとせんかい!!」こっちはオブラートを二重三重にしてお伝えするのであります。

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芦屋で500人以上、個別指導20年のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。御影高校・神戸高校、関西学院・同志社・神戸大学・大阪大学を目指す特進個別塾です。