勘弁してほしい生徒NO.1/将来浮気をしそうな子供を見極める!
塾に行くと言って家を出て、塾をサボる生徒
成績が上がらない生徒で多いのは、昔は、塾に行くと言って家を出て塾に来ずにどこかでサボっている生徒でした。コイツらは、塾に来なくなり出すとまったく来なくなって、日頃の学習態度も考え合わせると、直ぐに分かるんです。
最近はこのレベルの生徒は取っていないので大丈夫だと思っていたんですが、まだいるんですよ・・・もう勘弁してほしいです。成績の悪い生徒だとこちらもサボっている予想ができるんですが、ソコソコの成績の生徒や進学校でまじめそうな生徒の場合は、こちらや親に不信を持たれない程度に休むんです。予想は難しい。
「最近来塾回数が減っているけど?」と聞いても「家でテスト勉強の暗記対策をしている。」「クラブが試合前で忙しい。」などと優等生に言われれば、わざわざ親に電話して「お宅のお子さんウソついてないでしょうね?」と確認まではしません。
ところが、ある日、親から電話がかかって来て問題が発覚する。あるいは、「いくら何でも、おかしい。」と思って親に電話すると問題が発覚する。それで、塾の管理不足にブチ切れられる・・・もうね、教えることで精一杯なのに、進学校に行ってそれなりにマトモそうな生徒を一人一人疑ってフォローまでできませんよ。
平気でバレるウソをつく神経って?/親も現実的な対処をすべき
ここで問題は、平気でバレるウソをつける思考回路だと思うんです。昔みたいにアホな子供が何も考えずにズルをして、バレて泣き叫ぶんじゃないんです。こういう優等生では、バレても平然と「一人でやる方が効率がいいので、挑戦したいと思っていた。」なんて言うんですよ。
優等生ですし、塾に来ると文句のつけようもない勉強をします。成績も相応に上がる。本人も、ウソをついてまでサボりたいほど、塾や勉強がそれほど嫌なわけではないんですよ。ただ、息抜きしたくなる、時には安易に走りたくなるんでしょう。そこで、自分の学習に影響が出ない範囲でサボって、平然としらばっくれるんです。
問題は、学習云々より、悟られない範囲で平然とウソをつける性格なんですよ。そして、回数を重ねると必ずバレるのに、平気でウソをつき通せる思考回路です。そして、バレたら開き直す図々しさです。怒ってしばらくおとなしくしていても、ほとぼりが冷めたらまた絶対にやります。だって、その人間の本性ですから。
そこで、大切なことは、こんな子供だと分かっている親が、こういう狡賢い子供に「完全」を求めないことです。優等生の完璧を望む多くのお母さんは「ムカつく~!我慢できない!!」で塾を辞められます。でも、こういう子供は何度も繰り返しますよ。だから、「ムカつく~」で投げ出しては、そこで終わりです。
怒りを抑えて折り合いをつけないと、今よりさらに悪い状態になっています。しょうがないですよ、そういう子供を産んだんですから。
もうお分かりですね!
「優等生」を「エリート・サラリーマン」に、 「塾に来ない」を「浮気」に、 「自分の学習に影響が出ない範囲」を「結婚生活に影響が出ない範囲」に置き換えると、そのまま浮気男・女の出来上がりです。
エリート・サラリーマンですし、会社では信頼の厚い仕事をしますし、ウソをついてまで浮気したいほど家庭や嫁が嫌なわけでもないんですよ。ただ、息抜きしたくなる。時には安易に走りたくなるんでしょう。そこで、結婚生活に影響が出ない範囲で浮気をするんです。
問題は、そこで平然とウソをつける性格なんですよ、そして、回数を重ねると必ずバレるのに、平気でウソをつき通せる思考回路です。そして、ウソがバレたら、平然としらばっくれるんです・・・いや、旦那さんのことじゃないですよ(´;ω;`)。
でも、そういうヤツなんですよ。浮気は直らないと言われる所以です。それで、「浮気ムカつく~!」で離婚して、生活苦になって困るのはお母さんなわけです。だから、そういうヤツをコントロールしていくことも選択のひとつなわけです。
・・・まあ、子育ても妥協の産物ってところもあるわけです。
ウソつきは不誠実なのか?
こういう生徒や男は、それほど不誠実なわけでもありません。最低限のやることはキチンとやる。「中学受験を利用して基礎学力を身につけよう!/指導不可能になっている公立中学の半数の生徒」などに書いているような、根っこから不誠実な人間とは違います。だから、会社にも家庭にも奥さんにも、それなりに誠実に対応しているはずです。
平気でバレるウソが付ける人間って、おそらく思考回路が、一般の人間と少し違うんだと思うんですよね。 周囲の人間に悪いことをしているという意識が低いと思うんですよ。自分の欲望に応じて、会社ではいい人を演じるし 、家庭ではいい夫でいる。同時に、塾をサボってシメシメと楽しみ、浮気相手とは盛り上がることができるんです。その場その場で自分が心地よければいいんですよ。相手を騙していることに優越感や快感を得るのかもしれません。
でも、最大のポイントは、その場その場にいる自分が本当の自分だから、ウソをついている意識がないんじゃないか思うんです。その場その場で世界が完結するから、こんなことを続けていればバレて大ごとになるって考えないから、塾のサボりも浮気も長期化するんじゃないでしょうか?
頭がいい優等生やエリート・サラリーマンが誰にでもわかる結末を考えないのも、計算高くないのではなくって、計算高い方向が自分勝手にズレてるからだと思うんです。勉強ができたり仕事ができたりするのと別なんですよ。だから、何度か痛い目にあっても浮気も塾をサボるのも直らないんです。
優等生でサボる生徒の、唯一の予兆
だから、「コイツ、やるかも。」と思うことさえない真面目なダンナや奥さんに浮気をされても、最初は気づかないし、気づくと予想外の状況にとても傷つくことになります。そこで「我慢できない!」と離婚まで突っ走る。
こういう平気でウソをつく優等生の特徴は「誠実そうに見える」「塾で不満を言わない」「常に前向きな質問をする」です。要するに、塾に来れば優等生を演じ、サボればスターバックスなんかでそれなりの雰囲気を楽しむわけで、その場その場で自分を変えることができるんだと思うんです。
ホラ・・・塾をサボる生徒の未来なんて浮気男・女そのものだという気がしてきたでしょ? アイツら、家庭では誠実でしょ? 不満言わないでしょ? ニコニコしてるでしょ?まあ浮気に比べて傷はかなり浅いですけど、優等生にウソをついて塾をサボられた塾のオヤジは、「ムカつく~」っていう傷は無数にあるわけです。だから、多少の予兆は感じ取れるようになっています。ミョ~に従順で前向きで優等生なんですよ。
でもね、クラブで試合があった後も、数日続けて休まれでもしたら、「まだクラブの試合終わってないんか?」程度にしか思いません。進学校でそれなりの生徒の夏休みのクラブの日程を、そこまで詳細にひとりひとり把握してないです。それに、普段から週3ペースで塾に来て、毎日来ない生徒なんかだったら、2日ほど連続で休まれでも、猶更分からないです。塾に来たり来なかったりが2週間続くとなれば話は別ですよ・・・それで、塾に責任をと言われましても、正直無理です。