「最近の若者は口だけは一人前で辛抱もない。」とお嘆きのお父様方へ/あと5~6年するとその若者が神々しかった有様になります/でもね、親御様の方が変化は激しい

この4~5年、高校生は臆面もなく高望みをする一方で、辛抱の度合いが劇的に下がっています

塾で最近困り果ているのが、現在の自分の学力も考えずに、ものすごく安易に「国立大学」や「関関同立」と高望みしておきながら、必要な学力とそれに到達するために必要な努力を求めるとすぐに投げ出す高校生です。「無力感/大学を高望みしておきながら、少し厳しい学習を求めると退塾する生徒たち/塾で成績を上げても無駄

こういう生徒たちは、入塾時に「このくらい頑張ってもらわないと。」と私が言うと、「出来ます。」と元気に答えてくれます。それで入塾してもらうのですが、クラブ活動などで自己満足した後にするセカンド・イッシューが勉強ですから、当初の約束はどんどんできなくなってきます。最後には、塾に学校の宿題を持ち込みだします。

そこで、「キミは上位の大学に行きたいやろ? それは、多くの友達を追い抜くことやないか。友達は家で宿題して、予備校や塾で授業を受けてるんと違うの? 友達以下の努力しかしないで、皆が羨ましがる有名大学に行けると思っているの? ライバル以上の努力をするために好きなことも我慢して頑張らないとアカンのと違うの? 友達以上の努力をするって約束でこの塾に入ったんじゃないの?」「今までのツケも含めて、これからはこれだけのことをやろう!」なんか言うと、速攻で塾を辞めます。

生徒が自主的に引き受けられる頑張りに寄り添っているだけでは、志望校に届かないから説教をすることになるのですが、そうすれば一挙に「不愉快だ」「もうヤダ」の終着点に到達します。

・・・やりたいことも我慢して、中にはクラブも諦めて必死で国公立大学を狙う高校生に比べて足元にも及ばない努力を私は求めているだけなんです。そこで「何とか、関関同立には行ってくれ。そうすれば、君自身も後悔することはないだろう。」と説得もするんですけどね・・・、進学校で下半分の生徒や中堅公立校の生徒の多くには、毎日2時間塾で自己学習を頑張らすことも無理になってきています。「夏休みの心構え/関関同立に入るには?/大学進学希望者の上位4割にいればいいという大雑把な話」休日にではなく、毎日2時間高校1年生から自己学習できれば、よほど学習適性がない場合を除いて、関関同立レベルは行くんですけどね・・。

でも、学校宿題の解答を書き写し、塾で聞いた解法を書き写し2時間を過ごす生徒では、関関同立は無理ですよ。この20年そんなことで受かった生徒はいません。だから、「入塾基準の見直し/最近の反省から」にします。生徒数減は覚悟の上です。 

4~5年前までは、こういう高校生は少なかったです

少し前までの高校生は、自分の成績から進める大学も今の高校生よりよく分かっていました。必要とされる努力も分かっていました。だから、自分の学力と努力ならこのくらいの大学と言うことも、今の高校生よりよく分かっていて、必要な努力は今の高校生よりしていました。上のような説教を食らっても「当然のことを言われている。」と受け止める高校生が多く、「それで君はどうする?」「私はここまで出来るから、この大学に・・」というコミュニケーションも成立したいました。

その若者が新入社員になって、「注意するとすぐに辞める。」「辛抱がない。」と会社では言われているんです。こんな程度のコミュニケーションもできず「もうイヤ、辞める!」という今の高校生が新入社員になる4~5年後には「今の若いモンは非正規でも使い物にならない。移民政策賛成!」と全産業で言い始めるはずです。

お金を頂いて教えている塾でこんなことを言わないといけない有様なんですから、給料を払って中堅大学卒業の若者を雇用するなんて怖くてできないかもしれません。少し注意するとツィッターやyoutubeで「ブラック企業だ!」なんて拡散されたら目も当てられないですから。

この若者の変化は急激でした、親御様の変化はそれ以上です

目の病気で2年ほど休塾をしていたんですが、休塾前1年くらいから予兆はあったんですが、塾再開後の高校生はかなり急激に変化していました。

高望みはするが辛抱のハードルが極めて低い。驚くのは親御様も、その高望みに安易に追随されて安易に結果を求められる方が急増していることです。いや、そういう家庭が増えたから、安易な子供も増えたのでしょう。

私が不思議なのは、受験経験もあり努力も辛抱も知っているはずの親御様、今会社で辛抱のない若手社員に手を焼いている親御様が、安易にこういう子供を受け入れていることです。今の若者の4割が非正規で、その後もまともな職に就くことは難しいことを目の当たりにしていらっしゃるのにです。私的には、子供の辛抱のハードルより、親御さんの辛抱のハードルがより劇的に下がってきていると感じています。

「塾に行って、子供が笑顔で、パッと国立大学!」と親子で塾に来て、その高望みに応えようと少しお尻を叩くと、子供は「もうあの塾イヤヤァ~」と言い始め、親御様は「カネ払って塾行かせてるのに、家で塾の文句を子供から聞かされてたまったもんじゃない。」とすぐに塾を辞めさせる。この度合いが、この4年程度で、とても酷くなっています。

親御様の変化の理由/労働基準法改正の流れと一致する

この傾向は、政府が労働時間の規制などに乗り出して令和2年に労働基準法が改正されて来た流れと一致します。それに加えて、一から十まで指導しないとできない受動的な若者を少しでも叱るとすぐに辞めてしまう組織で、私と同じような苦労を20歳過ぎた若者にしなければならない環境下で、社会自体が緩くなってきている。日本全体で東南アジアや沖縄的になっているかのようです。

資源がなくこれだけの人口がいる島国で、将来は困窮する以外ないと感じます。少子高齢化以上の問題となるでしょう。「日本人が働かなくなった/子供は勉強しなくなったし、浪人する気概もない

こういう親御様は、会社で手を焼いている若者や非正規で雇用されて困窮している若者を毎日目の前で見ていながら、「自分の子供は違う。」と思われているんでしょうか? これが親心なんでしょうけれども、私には親バカの度合いが過ぎている方が最近は増えすぎているように思えます。

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芦屋で500人以上の個別指導の実績を持つベテラン講師が、定額で、毎日何時間でも指導します。来塾時間も帰宅時間も制限はありません。クラブなどと両立してなるべく多くの時間を学習して下さい。