こんな記事を載せる新聞は狂っている/【大阪府立高入試】トップ10校合格には、もはや必須の英検2級
【大阪府立高入試】トップ10校合格には、もはや必須の英検2級 – 大阪日日新聞 (nnn.co.jp)
らしいですよ。なぜなら、大阪の公立高校の入試では英検の2級を持っていると80%の得点保障をしてもらえるからだそうです。この新聞の調査によると、府立高の双璧を成す北部の北野で受験者の94%、南部の天王寺で80%が英検2級以上を保有していた。続く茨木も79%。三国丘、豊中、大手前も50%を超えた、だそうです。
関関同立が大学入試で「英検2級が入試条件~」って言い出している状況で、すごいですね。この記事を見せたら、塾の兵庫高校と御影高校の生徒が「そんなアホな~」と笑ってましたよ。
私の経験から/トップ校受験の中学生では準2級レベル・関関同立の大学入試で2級レベル
中学で英検2級を取るのは厳しいです。阪神地区ではいても多くは帰国子女だったり、インターナショナルスクールの幼稚園や小学校に通っていた特別な生徒です。通常の義務教育+αの限りは、優秀なだけでは中学で英検2級は取ることは限りなく難しい。いかにトップ公立高校とは言え、阪神間では受験者の80%も90%も英検2級を持っているとは考えられない。
だって、この新聞自体が「「中学校で習う英単語は1600~1800語だけど、2級は高卒レベルの5000語。」と書いています。優秀な生徒でも中学では2000語でアップアップのはずです。当然文法や長文読解力も高校の学習をマスターしているレベルが求められます。
中学で英検2級が取れる生徒など、公立高校の入試問題で80%の保障と言っています。こうれは上位高校で英語Cを取る高校でのことです。このCの問題は確かに難しいのですが、合格点もそれに応じて低く北野高校の合格者の平均でさえ6割程度です。
だから、受験者のほとんどが英検を取って受験するのです。