亡きエリザベス女王と日本の繋がり／ロッキード事件から繰り返される日本のアホさ加減と陰謀論再び

田中角栄という名宰相の失脚理由はご存知ですか

田中角栄は第一次オイルショックの後に総理大臣になった人です。そのために、田中角栄は中東政策をイスラエル寄りからアラブ寄りに変えて石油の確保に努めました。また、エネルギーの多角的確保のため原子力発電を推進しました。

この時、ウランの輸入先に選んだのがオーストラリアです。角栄はオーストラリアのホイットラム首相と話をつけ、原子力発電の開発を進めようとしました。

ここでブチ切れたのがアメリカです。ユダヤ人が民主党を牛耳るアメリカはイスラエル支持。この時の政権はニクソン民主党です。ニクソンの懐刀はユダヤ人のキッシンジャーです。おまけにアメリカの儲け先は王族を保護して支配し、石油メジャーを通して莫大な利益を上げている中東アラブの石油です。そのアメリカを差し置いてアラブにすり寄って石油を買い、石油以外のエネルギーを確保しようとした。

この日本の国益に沿った行動がアメリカの虎の尾を踏んで、ロッキード事件がアメリカ経由でぶちまけられ朝日新聞などが食いついて大スキャンダルになったんです。

この時の国会が今とそっくり

このロッキード事件の時も大切なエネルギー政策を放ったらかしてアメリカに引っ掛けられたしょうもないスキャンダルばかり国会で取り上げていました。マスコミも汚職一辺倒です。今この経済状況と中国問題の中、統一教会ばかり取り上げている国会とそっくりです。今進行中の中国共産党大会で習近平は「5年以内に武力を使ってでも台湾を取る。」と言明しているんですよ。先島諸島が巻き沿いになるのは誰にも否定できないことです。

その時期に「この議員は統一教会の催しで講演したんっすか？」って延々と国会で聞いているって・・・半世紀たっても日本のアホさ加減は変らないですな。

まあ、ただ一つ違うとすれば、田中角栄と今の岸田さんの天と地ほど違う使命感と能力差だけですかね。だから、安倍元首相の隠然とした力が大きかった。こんなことだから、ロッキード事件の時に証言したアメリカ人と同じで、安倍元首相狙撃犯も安倍元首相の安全保障政策への影響が邪魔な某国からの差し金だという陰謀論が渦巻くんですな。

でも、統一教会問題でまず論じなければいけないのは、信者の親のせいで大学はいけなかったが非常に優秀だった安倍元首相狙撃犯が、高校卒業後まともな職にも就けずに不満を貯め込んでいった日本の経済状況と、その失われた20年の中で9年も首相をした安倍首相のアベノミクスの結果、株価や不動産価格だけが上がって円安とデフレを招いて両極化した経済運営の是非だと思いますよ。そして経済が相対的に縮小した結果、日本の防衛費も相対的に縮小し、中国が好き放題やっていることです。

ロッキード事件の時と同じで、大切なことから国民の目を背けるために、どこかの誰かがマスコミを扇動し国会を動かしているという陰謀論はあながち「そんなアホな」では済まされないのかもしれません。

オーストラリアにも魔の手が

田中角栄とタックルを組んだオーストラリアのホイットラム首相にもアングロ・サクソンの魔の手が忍び寄っていました。

このホイットラム首相はオーストラリア憲法の名ばかりの規定によって英国が派遣しているオーストラリア総督から突然罷免されたんです。なぜなら、オーストラリアは形式上はエリザス女王が元首となって首相の罷免権を持つ英国連邦の一員だからです。もちろん、現代社会で独立国の首相を、元植民地の宗主国の元首が、形だけの規定を使って罷免するなんて過去にも未来にも一度もありません。このホイットラム首相だけです。

英国にもBPという大石油元売りがあります。一次世界大戦の二枚舌外交の後、イギリスも中東の石油には大きな利権を持っていました。そして、一次世界大戦で金を借りたユダヤ資本にロンドンの金融業界は牛耳られています。

どうですか？　ロッキード事件が「陰謀論なんて、そんなアホな！」と言えますか？

アメリカだけでなく、英国とエリザベス女王も自国の利益のためなら日本もオーストラリアも平気で切り捨てます

中国に攻められたら助てくれるなんて大間違いです。香港でさえ見殺しにしたんですから。この時期に「統一教会」なんて言ってる国に未来はありません！若い方は、英語をしっかりと学んで、いつでも国外に逃げれるようにしましょう。ウクライナやロシアを見て見なさいな。逃げれる若いヤツは逃げてますがな。戦乱以前に、経済がダメダメになってオーストラリアにでも出稼ぎに行く日は近いかもしれません。給料は倍ですから、物価が倍でも、貯金で残る金も倍なんです。

ということで、本日の音楽は英国人の性格を表しているような、英国で最高の作曲家の名曲でございます。私、この作曲家の室内楽好きなんです。