こういう企業に就職していいのか?/日本の典型的なデフレ企業
トリドール/丸亀製麺の戦略
トリドールと言えば丸亀製麺で有名で、一挙に店舗を拡大しました。でも、少子化とデフレの日本での事業拡大より、最近では海外展開が盛んで企業買収で大きな売り上げを上げているそうです。2028年には4000店舗にまで広げるという豪胆な計画を出しています。
もちろん丸亀製麺も積極的に海外展開をしており、現在250店舗ほどを展開してます。
ロンドンでも積極的に出店
ロンドンでも、日本風のエキナカ店舗などを出店して積極的に展開していくそうです。そのロンドンでの現在の売り上げは5億7000万円。そして利益が2300万円だそうです。
もちろん、物価が日本の倍のロンドンですから価格も倍になっていて、売り上げも利益も日本より店舗当たりでは大きいそうです。
でもね…この利益率
でもね、利益率が4%でっせ。フランチャイズで出店加速してくっていうけど、アメリカの国債買ったらリスクなしに5%の利息がもらえる海外で、こんなアホな投資を誰がする?
ヨーロッパではレストランは非常に潰れにくい業種です。3年で半数が潰れるという日本とは正反対です。競合を仕掛けて低利益で争うようなレッドオーシャンのビジネスはしないからです。
学習塾なんかレッドオーシャンどころではなく、血の海ですからな。 血を流している食い物?そら子供ですがな。
これって、産業創成や新規事業の問題ですか?
日本のデフレが続くのは新規産業が育成されない、新しい投資がないからだと言われます。政府の委員までしたこういう外国人がその代表です。
でも、日本ほどではないにしても人口も減っていても日本より成長して、物価も給与も日本より高くなったイギリスって、何か凄い成長産業持ってましたっけ? 日本よりないですよ。
問題は、低利益のうどん屋などを開業しないこと。そして、そんなうどん屋に行かなくてもいい給料をもらえることです。でも、高収益のGAFAみたいな企業が転がっているわけはない。
じゃあ、その違いは何なんだ? そこでMMFなんかの積極財政が出て来るわけです。結局、紙幣を吸って国が市場や民間に教習して、お金のパイが膨らんでいるから、日本で500円のうどんが海外で1000円に過ぎない。企業はその分大きな利益を取れる。政府は、インフレが起きないように貨幣供給するのが仕事で、日本のように民間から金を搾り取るのが仕事ではないというわけです。
でも、そういう地で利益率4%でフランチャイズを募集する丸亀製麺って、どうなの?
日本人は上はダメ、下は優秀ってのは変わっていない
昔から日本の企業や政府は、マネジメントは2龍、現場は1流と言われてきました。それは今でも変わっていないようです。
イギリスの丸亀製麺の店舗では日本の倍の人数が厨房で働かなくては回せない。ゆでる、スープを入れる、具材を着る、具材を盛る、客に渡すなど、一人が一つの作業を受け持たなければ従業員がやっていけないからです。
利益率4%の無能なマネジメントが高い給料を取り、この現場の優秀なスタッフが安い給料で使い捨てられている現状は、人で不足からいつの日か逆転すると思う。