「のだめカンタービレ」で学ぶ「褒めて伸ばす」が有効な子供
のだめカンタービレのモデル知ってます?
マルタ・アルゲリッチという、アルゼンチンの女性ピアニストです。御年82歳になられます。野田恵という日本のピアニストが汚部屋などでモデルだと言われていますが、ピアノを弾く部分だけはアルゲリッチも参考にしたのではないかと思っています。
彼女は幼稚園でピアノを弾けないことを友達にからかわれて、真似てすぐに弾きこなし、驚いた周囲の勧めでピアノを習い始め8歳でベートーベンの協奏曲をオケと共演しました。
彼女を知った知事が大統領に引き合わせ、その席で「ウィーンにいるグルダに教わりたい!」と彼女は爆弾発言。国家公務員だった彼女の父親は大統領命令でウィーンに家族ごと移住する羽目になります。
デビュー
ジャケットをご覧の通り、美貌も兼ね備えたピアニストとしてレコード会社は21歳で青田買い。ところが、その後彼女は同級生のような才能のない音楽家の男性と早々に結婚し、出産、そして離婚。
そして、その翌年、出産直後に恋愛など抜きで死ぬ気で頑張ってきたライバルを押さえてショパンコンクールで優勝する、そこから天才の名前をほしいままにします。
フレージングで微妙にリズムを崩し、時の断片を作るります。これができるのは、ホロヴィッツなどの天才だけです。 そこにあるタイプの女性独特の情感が入る。優しい感情ではなく、硬質の官能的な音楽。これはグリモーと似ています。
不世出の天才だと思います。その全盛期のラフマニノフのピアノ協奏曲の3番。ピアノ協奏曲でも最高度の難易度と内容を併せ持つ屈指の名曲。そして、この演奏は凄いと思う。
このラフマニノフのピアノ協奏曲の3番というのは、5本の指に入るピアノ協奏曲です
日本では2番の方が有名ですが、どう考えても3番の方が上です。
女性の演奏の最高位がアルゲリッチだとすれば、男はこれです。アルゲリッチといいマツエフといい、ライブの熱気とスリルが満載の超ド級の名演です。