公立中学通知簿3と4の差
公立中学の3と4とは?
「公立中学の成績分布の恐ろしい実態/通知簿5は昔の4、通知簿3は昔の2」でもご紹介しましたが、都市部では半数が中学受験で私立に進んだ、言い換えれば成績の良い生徒の多くが私立に進んだ後の残りの生徒で、真ん中から上1/4が4、下1/3が3です。下のPDFは大阪府の教育庁の資料ですが、どの府県とも似たり寄ったりだと思います。
私の感覚的には、親世代の通知簿3が今の4,2が今の3です。なぜなら、今の公立中学の通知簿は、多くの優秀な生徒が私立に抜けた生徒に付けられているからです。
ではその4と3の差は何なんでしょう?
親の躾による
通知簿4と3の差は漢字をおぼえていない、基礎的な計算ができていないというような、1時間でもテスト前にまじめに勉強すればできるようなことができているかできていないかということです。中学2年生や3年生になって、特に3年生では調査書で進路が決まる知っていても、テスト前にキチンと出来ないんです。
最近の体験授業を見ていると、通知簿4の生徒は椅子にきちんと座り、私の話を聞いていることが多いです。ところが3の生徒は体をゆすり、まったく落ち着きがない生徒さえいます。あるいは、だらけた表情と仕草で平然と座っている生徒。小学生のような子供が増えています。
テスト前に漢字や計算ぐらいできるようにするなど、小学生にでもできることです。その学習姿勢は、新しく来た塾の先生の前でキチンと座っていられないのと同じにみえます。先生やお客さんが目の前に座っていてもキチンと出来ないのは、この程度の性格的なだらしなさを親が野放しにして中学生の反抗期を迎えた結果によると思います。
反抗期で躾ができていない生徒は手遅れ
中学2年生や3年生になって、先生の前でキチンと座れない、テスト前に漢字を覚える気もない。これほど野放しになっていては、私の経験上手遅れです。もう大人の言うことなど聞く耳を持たないですから。