埼玉の「虐待禁止条例」の顛末は?/子供によっては私は賛成なんですが
埼玉県が法制化しようとしている「虐待禁止条例」とは?
小学3年生までの子どもの放置や置き去りを「児童虐待」として禁止し、小学6年生までの子どもについても努力義務を課しています。具体的には、小学3年生までの子どもだけでの登下校のほか、子どもだけで公園で遊んだりおつかいに出かけたりすることも違法になる、というものです「反対署名を開始…埼玉の「虐待禁止条例」改正案、さいたま市P協が意見書「保護者、教員らへの負担大きい」。
子供によっては私が賛成な理由
登下校や子供だけで公園で遊ぶのはともかく、多くの子供を見てきた私は、「両親ともフルで働いて、小学生の子供が家で一人で毎日午後7時まで放置されている。」というのは、子供によっては賛成できないんですよ。
と言うのは、公立中学の下半分で中学受験塾にも通わずに共稼ぎの親に放置された子供が反抗期になって、にっちもさっちもいかなくなっているのが多いからなんです。
学習方法云々と言うレベルではなく、塾にキチンと持ち物を持ってこない、宿題などしなくて平気、テスト範囲も確認しない、塾で確認させても漢字も英単語すらも覚える気もないという、学習以前の躾レベルで崩壊している子供が多いからです。
だって、子供は夜まで好き放題をして、親が返ってきたらこの時とばかりに甘やかす。それでデキが悪いと学校や塾のせいにするんですからこんな子供に育ったんです。
こういうことを英語でspoilと言います。意味は「台無しにする、腐敗させる」です。
もちろん、自己管理できる子供やプライドがあって上昇意欲を持っている子供は、親の躾なんか関係なく自分から頑張りますから、親は放置して一生懸命に働いて下さい。だから、公立中学で下半分って言っているんです。
親が放置した子供に必要なのは学習ではなく「改心」
こういう子供は、学習ではなく「改心」です。それを躾け直すところに放り込んで、甘やかして放置してきた親は手を引くことです。
正直、学習塾ではなく、自衛隊か警察学校か戸塚ヨットスクールでも行かせないと改心はしないと思います。