共通テスト対策/二次対策がデタラメな進学校/進学校の浪人増加の原因

共通テスト対策に必死な塾の生徒

11月半ばのこの時期、塾の生徒は共通テスト対策に必死になります。9月後半、10月前半から共通テストの準備をはじめて、独特の設問様式や特に英語や国語の問題量が多い科目での時間配分の仕方・時間がないからと長文を上滑りに読まない方法に直面して克服の真っ最中だからです。

また、多くの生徒では社会などの科目、文系でも現代社会などの科目に準備不足な生徒が多く、その埋め合わせにも必死です。

もちろん、私立や二次の対策も並行して行いますが、そういう主要科目の場合、今から学力を伸ばすためのものではなく入試レベルの問題への対応を忘れないようにするためのもので、入試問題を解き続けるだけです。中には京都大学や大阪大学などの数学のように整数分野を筆頭に特殊な難問を出す大学もありますから、そういう生徒は並の入試問題は克服しているので、その難問対策を始めます。

でも、京都大学になるか大阪大学になるか、大阪大学になるか神戸大学になるかなんて、共通テストの結果次第なんですから、まずは共通テストを押さえないといけません。それに共通テスト後に1ヵ月時間もあります。ある程度対策は出来ます。

とある有名進学校の指導

ところが、阪神間なら誰しも進学校として名前を知っている学校の指導は、例えば国立大学理数系クラスでは「夏休み~10月に青チャートを復習しよう。11月から共通テストと志望大学の二次の準備をしよう。」というものです。

私は生徒からその指導を聞いて「それでは遅すぎる。共通テストの準備と受験勉強なんて両立できるわけがない。しかも11月から2カ月半なんてムリ。」言いました。でも、進学校と小さな塾の言うことでは、どうしても学校の言うことを信じてしまいます。

それで、この時期になってやっと「無理だ。先生(私)の言うことが正しかった。」と言いました。

だから、この進学校の大学進学はダダ下がりです

中学2年生から青チャート放り投げて、高校1年生の時には二次関数の応用問題もまだ理解できていない生徒に大学への数学という難問・奇問集を放り投げ、故意的かと思われる学習進度で生徒を落ちこぼれさせて、それで3年生の夏と秋にで「チャートを復習しろ。」というこの学校は、どういう計画をしているのか、私には全く理解できていません。でも同じようなことをしている進学校は多いんですよ。私も数校は「それアカンやろ」というのを知っています。

だから、昔は神戸大など誰でもこれたこの大学は、今や上位で神戸大学、真ん中なら関関同立とういう有様です「進学校の授業の一例を紹介/こういうところに進んで自ら行こうとしてるですよ?」「進学校とはどういうところか?/優秀な生徒を搔き集め、チャート式も理解させられず多くは関関同立で精一杯、そういうところです」「私が見た最悪の学校指導・・中2で青チャート、高3で白チャートを教える進学校」。

この生徒の父親は「関関同立に行けたら、まずは喜んでいただかないと。」というようなことを学校の3年生での説明会で受けて激怒していましたよ。

その結果進学校の浪人激増

この進学校には、関関同立の付属校を中学受験で蹴った子供が入ります。それで「関関同立なら喜ばないと」と言われても、納得できる生徒も親もいません。中学受験時の学力で自分たちより下の子供が6年間遊び惚けて入る大学など、自分たちは大学への数学を放り投げられて苦労して苦労しているのに、行くことなど屈辱でしかないからです。そりゃあ、父親が激怒するのも当たり前です。

でも結果的にはこうなることが多い。進学校に下半分で進むなどバカのすることだと思います「進学校の生徒が普通の高校の生徒に追いつかれる理由」「進学塾や進学校の生徒が抱える学習問題・・根っこは親です」。

相応の公立校に進んでまじめに努力しても変わりはありません。却って、普通の授業ペースでならついた行けた子供が、無理な進度の授業で落ちこぼれることも多い。だから高3で「チャートの復習」なんて言うわけでしょ?学年で半数がキチンとチャートくらいできていれば「3年の夏休みは学校から配った入試問題精選プリント!京大でも大阪大でも対応してるで!」をやらせるはずです。「中高一貫進学私立は公立高に比べて大学受験に有利なのか?/神戸大レベルでは逆効果?

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芦屋で500人以上、個別指導20年のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。御影高校・神戸高校、関西学院・同志社・神戸大学・大阪大学を目指す特進個別塾です。