関西学院 総合日程 理系数学 実際に解いてみました
大問1 小問 計算・確率・数列(極限
全問解けます。というか、これ解けないと関学受けたらイカンでしょう。学校の期末テストレベルです。最後の極限の問題以外は高校2年生で解けるはずです。
大問2 三角関数
難しいところは何もありません。三角関数の加法定理の応用です。黄色チャートをキチンと理解して解けるようにしていれば高校2年生で解けると思います。
大問3 ベクトル
(1)(2)は簡単に解けます。問題は(3)の空間ベクトルです。この時に①垂線をC=xA+yBのような形に持って来て、②平面上のどの直線とも垂線は垂直であると持ってこれるかどうかですね。①は定石の置き方ですし、こうなると連立方程式にしないとxとyは出ないので直線二つとの内積に持ち込むしかないので、難問と言えるほどのものではありませんが、チャート式だけできても無理でしょう。
やはり入試問題などで応用問題を解いていて、チャートの中の解法を組み合わせているような考え方に接してるかどうかで(3)が解けるかどうかは決まります。
大問4 微積分(数Ⅲ)
logの微積分で、この問題だけが数Ⅲと言ってもいいでしょう。ただxlogxというような部分積分丸出しの問題なので、黄色チャートをしていればお釣りがくるはずです。他の問題は計算を繰り返すだけの標準的な問題だと言ってもいいです。
総評
関学の理系の合格基準点は、問題の難易度によりますが、例年60~70%です。このレベルの数学で60~70%を取れないのなら、そもそも理系など来るべきではない。神戸大以上の国立大学の併願校とするなら、ほぼ満点を取れないと話にならないともいます。この問題と上位国立大学の入試問題とでは難易度がまるっきり違います。
学習としては、チャートなどの学校から配られた問題集で解法のポイントを理解し、自力で問題を解けるようにしておくこと。進研模試で偏差値60程度なら解答をなぞって解いているせいとがほとんどだと思いますが、それでは解けません。後は、高校3年生くらいから数Ⅲの学習と並行して重要問題集などの入試問題集をやっておけば完璧です。