私立高校の入試真っ盛り/高校の選び方

学校が宣伝する教育方針など関係ない

理由はいたって簡単です。文科省が枠をはめている科目・単位数で、そもそも高校が自由になる裁量などほとんどない。その上、高校2年からはどの学校でも理系・文系、国立・私立などの組み合わせで科目が選択できる。

だから、「ウチの学校は創造性豊かに・・・・」などはない。文科省が決めた教科書と教育要綱に従った授業に多少学校や教師の色が付くだけです。そもそも、大学入試自体がその文科省の決めた学習内容で出題されるのですから、「創造性豊かに・・・」なんてできるはずがない。

大学のポスドクが教授から命令されてきて仕方なくやってる「お遊び実験」なんかを売り物にしている学校もありますが、あんなママゴトなどキッザニアで「創造性を磨く」など言っているようなものです。 経験からあまりにもバカげていると私は思います。

なぜ学校のカリキュラムがなぜそれほど関係ないのか

そもそも高校受験では、高校に入ってからどの学校も高校のカリキュラムが始まるわけです。中学受験の中高一貫校のように、中学2年生から高校の学習を始める学校もあれば普通のカリキュラムで進む学校もあるというような極端な差はありません

最上位の公立校と中堅校でも、高校3年生になって時点で数か月の差しかないので、それほどカリキュラムの差なども気にする必要もありません。

学校がオープンスクールで宣伝する校風やカリキュラムなど、宣伝程度に聞き流せばいいんです。本当に「創造性豊かな教育」を望むのであれば、そういうことができる大学や大学院に行けばいいんです。高校など決められたカリキュラムをこなす、そのステップに過ぎない。自由な高校に行ってまともな研究室もない大学に行く方がよほど「不自由」です。

ただ一つ気にしないといけないこと

学校によっては、課題量が多く強制力が強い場合もあります。それはオープンスクールで分かります。その課題と強制が本人に合っていればいいのですが、課題レベルや量があっていない場合は、その課題にアップアップするだけで落ちこぼれることになります。だからこういう高校には下位で入学するなど落ちこぼれに行くようなものです「働きアリの法則/進学校で7割の生徒はなぜ失敗するのか?」。

あるいは本人がマイペースで自分が思うように学習したい場合など、課題提出の足かせから自分が思う通りに学習できずに困る場合があります。私などはこのタイプです。その場合も成績は伸び悩むと思います。

それほど極端に強制力が強い学校は阪神間では1校しか私は知りません。その学校の場合は向く生徒にはいいでしょうが、学力も能力もあっても学校に潰される生徒も出てくると思います。尚、奈良には物凄い強制力の学校があります。その学校に嫌気がさしてを自主退学して、この近隣の公立校に転向して、神戸大学に進んだ生徒が塾にいました。

極端な場合を除き考えることは、付属校かそうでないかだけ

そういう極端な高校を除き、考えるのは普通の高校か、大学が付いている付属校かだけです。阪神間では関学、甲南、武庫川の付属などが代表的です。

私の考えは、こういう付属校に何とか入れるのなら行った方が良いということです。理由は、付属に何とか入れる子供の学力と頑張りでは、普通の高校に行ってもその付属より上の大学に行くことはほとんど無理だからです。

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芦屋で500人以上、個別指導20年のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。御影高校・神戸高校、関西学院・同志社・神戸大学・大阪大学を目指す特進個別塾です。