親ガチャで犯罪率増加?/就職氷河期の爪痕/共通テストレベルの英語を読む
Japan Sees Small Increase in Crime, Government Reports DMM英会話の教材
抜粋します。The number of crimes committed in Japan in 2022 increased year-on-year for the first time since 2002. The Ministry of Justice said there were more than 600,000 criminal offenses of all types in 2022. This was an increase of 5.8% from the previous year. There was also a 2.5% increase in crimes committed by young people aged between 14 and 20. It’s the first time in 19 years this number has increased.
2022年に犯罪率が5.8%増加した。14才から20才の子供では2.5%であった。犯罪率の増加は19年間で初めてのことである。
ところが、この記事になっているこういうデータとは検挙数です。少し調べても、検挙数は出てきますが、通報や告発などの犯罪数は出てこないのです。劇的に検挙数は落ちているようにも見えますが、一方で最近は傷害事件でも起こさない限り万引きはもとより、空き巣なんて軽犯罪では捜査もしないことも大きいと思います。
だから、検挙数は減ってもこれだけ劇的に犯罪が減っているのかは私には疑問です。私としては20年前より、劇的に日本が安全になっている、空き巣や万引き、詐欺などの犯罪被害が減ったなどとは到底思えません。
Annual Crime Figures in Japan Rise for First Time in 20 Years
For the first time in the white paper, the Ministry of Justice included a section analyzing the childhood of juvenile delinquents The featured content included a survey of 591 boys and girls aged 13 to 19 who had been admitted to a juvenile training school in 2021, with 12 categories of questions about “adverse childhood experiences” (ACEs), such as child abuse, family mental illness, and dependency issues, or domestic violence.
61.0% of the respondents had been punched, kicked, or subjected to some other type of physical violence by family members, and 43.8% responded that they were subjected to psychological violence by family members in the form of verbal abuse.
少年院で13歳から19才までの少年では61%が家族から身体的暴力を振るわれていた。44%が精神的虐待を受けていた。
日本経済新聞
罪名別では窃盗が1万1159人で最多。犯罪グループが闇バイトでメンバーを集めているとされる特殊詐欺も同9.2%増の473人で、特殊詐欺事件で検挙された全年齢の2割を占めた。
結論
少子化の中で、前年より犯罪者の数が増えだしている。この結論は、どうも親ガチャらしい。
この世代の親と言えば、就職氷河期です。まあマシな会社に就職できたた方、非正規の方で人生は二極化している。その下層で崩壊が始まりつつあるのではないか? とすれば、氷河期世代の悲しい、未婚・少子化という今後の30年の日本の方向付けだけではなく、その次の世代の社会の不安定化も日本は生みだした?
今の子供を見ていると、小学校時代から塾に通わせて基礎学力は身につけた子供と、公立中学の真ん中以下の子供のように定期テスト前に漢字や英単語をおぼえる努力さえできないような子供に二分化されてきています。別に塾に通わせなくても小学校時代の学習など親でも見れるとは思うのですが、共稼ぎで母親もフルに働いていてそんなことはできない家庭が激増している。そして、家にいる時くらい安楽に、子供と楽しく過ごしたい。それを正当化しているのが「叱らない」「子供を自由に」という教育方針です。
その結果、中学生になって高校進学などが目の前にぶら下がりだして、親が塾などに放り込んでも、もう安楽と怠惰を身につけた反抗期の子供は言うことを聞かない。定期テスト前に漢字をおぼえるの辛抱できない子供が、相当数出来上がっています。有名大学に行けるかとかではなく、簡単な作業でも責任を持ってできるのかというレベルのことが多くのことで無理なってきている子供が相当数出てきています。彼らが、後先考えずに、ダラダラと犯罪を起こしている。「悪いことをしても金を儲ける」ではなくバイトテロのように社会規範のない行動の延長で犯罪を起こしているんだろうと思います。
小泉・竹中が安易に不良債権を処理して多数の失業者を出し、派遣法を改正して経済を二極化させ、その後もアベノミクスで格差を拡大させ続けたことの影響は大きいのかもしれない。
日本の将来/アメリカで起きたたことは日本で起きる
その上、今の内閣では移民を大量に受け入れようとしている。
今、アメリカの西海岸で起きているように、「10万円以下の万引きなら、もう捕まえてられない。」という状況が、埼玉の南部なんかで起こりだすのかもしれない。