私立中学で注意しなければいけないこと/理科と社会の変な授業が多い

理科と社会は私立中学で酷い授業が多い

このことはよくご存じの方も多いともいます。私立中学では理科と社会に酷い授業が多いです。教科書内容から遠く離れた高校の授業内容、時には大学の専門課程で習うような内容を、基礎も学んでない中学生に放り投げる教師が私立にはいます。そんな教師は少ないやろ~!っと思っている皆さん、上位の進学校ではこういう教師の方が多いくらいです。

結局、生徒はワケの分からないことを理解しようもなく、「分からないから丸暗記」ということになってしまいます。最上位の「大阪大学なんか普通」レベルの私立以外では、この丸暗記も出来ない状態です。

私の塾でも中学の学習内容も分かっていない子供にどう教えたら良いのか苦労します。それほど飲み込みがよくない「上位3割で神戸大学」レベルの少々マシな進学校レベルの生徒では、基本から教えるには膨大な時間がかかります。、私の塾のような集団式の個別指導では、その子に付きっきりででそういうことを教えきれない場合があるからです。

こういう突飛な学習を各学校・各教師単位で行われるのですから、集団式の個別指導では対処しきれません。大手の個別指導塾でも教えきれるアルバイト講師などはほとんどいないでしょう。

でも、問題は中学では終わりません

こういう教師の自己主張なのか自己満足なのかよく分からないトンデモ授業に私立中学の生徒たちは苦労するわけですが、その苦労は報われるのでしょうか? 私は疑問です。却って悪影響だとさえ思います。

なぜなら、基本も理解できていないあやふやな丸暗記のだけの生徒が高校になった途端、「中学の範囲は学習済みですよね?」という前提で、その上に高校の学習を積み上げられるからです。中学の基本をしっかりと教えられていない生徒は対応はできません。中学で無駄な苦労をして、高校では報われないどころか、かえって苦労するハメになるのです。

もう一つの問題点

こういう授業を受ける子供では「もう、あの教科イヤや。」という苦手意識を当然持ってしまい、学習をしなくなります。理系で物理や化学でこんなことが起これば悲劇です。文系で日本史でこんなことが起これば悲劇です。進める大学にも進めなくなります。

私はこういうことをする教師の考えというものがまったく分かりません。自分が研究職になり切れなかったから、子供に理解できない授業をわざと行い、自分の鬱憤を子供にマウンティングを取って晴らしているようにしか思えないのです「進学校のメチャクチャな授業で分かる親の知性/子供の将来」。

こういう教師を野放しにしている私立学校が私にはとても不思議です。一番の宣伝材料の大学進学実績を自分で汚しているとしか思えない。

私立の選択で考えること

私立は授業進度の点で、特に数学では大学入試に圧倒的に有利です「公立校の皆さん、私立中学で使っている「体系数学」と言う教科書の意味が分かっていますか?」「国立大理系は公立高校から現役ではもうムリ?/理系なら中学受験は必須」。でも、一方で理科や社会で相当酷いことをしている学校もいまだに多くあります。

でも、この実情はパンフレットやオープンスクールでは表面化してきません。その学校の出身者の大学生や高校生にでも直接聞くしか知りようはありません。だから、中学受験する親御さんは、塾の情報や学校側が発信する情報だけではなく、もっと深い情報を取ることをお勧めします。

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芦屋で500人以上、個別指導20年のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。御影高校・神戸高校、関西学院・同志社・神戸大学・大阪大学を目指す特進個別塾です。