共通テストをチラッと流し見た感想/過去問題を十分に学習しよう

年々酷くなる独特の問題傾向

難しくはないが、長い文章題になっていたり図を使ったりして、通常の学習ではお目にかかれない問題になっている。この癖のあるテストの傾向が年々酷くなっている気がします。

だから、出題傾向はとか言う前に、この癖のある独特のテストに慣れなければいけません。2~3年分の過去問題をやったところで慣れるような代物ではないです。

センター入試時代にも同傾向はありましたので、センター入試の過去問も含め、予備校や出版社が作る予想問題も含め、8年分ほどの問題を解くことをミドリゼミでは高校3年生に課します「上位国立大学に必要な学習・スケジュール」。

過去問題をこなすのに必要な期間

共通テストの過去問題を解くと言っても、そればっかり学習するわけにも行けません。二次の準備もあるし、理科や社会ではやり切れていないところもあるでしょう。だから、1日に1科目1年分を解き、見直すのが精一杯です。土日を使っても1週間で1年分も過去問題が出来ない。だから8年分をこなすには3カ月近い期間を見ないといけません。と言うことは、10月に入ったら準備を始めないといけない。

ミドリゼミでは余裕を持って9月中から共通テストの過去問題を解かせていきます。

過去問題を解くのに必要な準備

共通テストが終わって二次のテストまでは1か月ほどです。この短い期間に二次向けの主要科目の学力など引き上げられるはずがありません。出来るのは、共通テストの結果から明確に決まった志望大学別の過去問をして出題傾向を見て苦手な出題範囲をその大学の傾向に合わせて解き直すブラッシュアップくらいです。

だから、難しい国立大学の二次に対応できる主要教科の学力は共通テストの学習が中心になってくる3年の2学期前には終わっておかなくてはいけません。もちろん、理科や社会の副教科の共通テストの準備も一通り終わっておかなくてはなりません。

ということは、数学や英語などの入試問題は高校2年の半ばから解き始めないと間に合わないのです。このことは数Ⅲや理科を高校3年生で学習する公立から理系の有名大学に進むには、それらを高校2年生で終わっている中高一貫の私立の進学校より決定的に不利だと言うことになります「経済格差は学力格差ははウソ。上位国立大学の理系では本当。でも一浪すれば埋められる。結局本人の資質次第。」「経済格差は学力格差の理系/でも文系志望なら公立も私立も関係ない」「国立大理系は公立高校から現役ではもうムリ?/理系なら中学受験は必須」。公立高校では進学校でも中堅校でもそれほど大きな授業進度の差はありません。公立校では進学校でも私立の進学校に比べて理系では圧倒的に不利です。

英語や国語や社会はここまで極端な差は公立と私立では開きません。数ⅡBCも2年生で終わりますので、文系では公立と私立中高一貫の差は理系ほど大きくはありません。

だから、高校にはいる前から理系では準備が必要

だから、理系で上位の国公立に進むには中学受験がをするか、その遅れを取り戻すために浪人をするという心構えを持つかと言う、高校入学時以前からの心構えが必要だと私は思います。

まあ、そこまで考えて子供に高校受験の塾に行かせている親はいないでしょうけど。それが悲劇の始まりなのです。あなた方のお子さんが高校受験塾で公立高校向けに1点でも得点を上げる学習に躍起になっているときに、中高一貫の私立は数ⅠAも物理基礎も、化学基礎も、高校の英文法も、古文の文法も終わっているんです。そしてあなた方のお子さんが高校3年生で数Ⅲの基本問題を学校で学習し終わった途端共通テストを迎えるというようなことをしているときに、高2で数Ⅲが終わった私立では入試対策をしているのです。

公立の理系は圧倒的に不利です。だから、国公立の医学科など、ほぼほぼ私立の有名校出身者しかいない。

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芦屋で500人以上、個別指導20年のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。御影高校・神戸高校、関西学院・同志社・神戸大学・大阪大学を目指す特進個別塾です。