共通テストの罠
数学の計算ミス
共通テストの大問の最初の問題で計算ミスをすると、その解答を使って展開していくそれ以後の問題を全滅して大量失点します。特に普段から計算ミスが多い生徒は要注意です。
計算ミスを減らすには、常に普段の学習から、式をキチンと書き、前の式を確認しながら次の式を解くように心がけることを習慣化する。
これも、普段の学習から正解を出すということを心がけていれば防げます。「解き方分かったからいいじゃん」の学習では共通テストは失敗する。
選択肢問題の罠
現代国語の選択肢では「これは文中にない、だからおそらくこれ」で間違いを外していくように選ぶ。「これが正解!」という中学の国語のような明確な解答経路はない。だから疑心暗鬼を抱きつつ進まないといけない。その時①のチェックが2~3個でも続こうものなら「きっとどれか間違えている」と不安にさいなまれ、「じゃあ、今回も①と思うけど②」なんてやって間違える。おそらく誰にでもある経験です。
でも、選択肢の問題集などで経験を積んでいるとそれは無くなる。結局こういう心理は学習不足から来ます。
ダメな教科後の次の教科
上に書いたようなことで失敗の予感があると、その気持ちに引きずられて、次の科目で動揺して失敗してしてしまい、「志望大学、サヨナラ~」になってしまう。
こうならないためには
やはりきちんとスケジュールを守った学習で、模試で自信が持てる偏差値を叩き出していて「多少のことはあっても取り返せる」と自信がある状態で受けないといけないと思います「上位国立大学に必要な学習・スケジュール」。
模試でギリギリ、あるいは足りない大学を自信がない気持ちで受ければ、上に書いたようなケアレスミスや心理に一層足を引っ張られて、大抵は失敗します。それが共通テストです。
共通テストは、全科目で量が多く、図表なども使った独特の形式です。その上、国語では選択肢の独特な選び方で独特。マークシートで同じ番号の解答が続く不安などの心理面での圧迫も大きい。学習の学力アップと同様に模試・過去問・予想問題の慣れが必要です。
共通テストの心理負担は、何度か受験機会のある私立など比べも二にならないほど大きい。 独特のマークシートや選択肢問題のため、普段の学習の延長で学力一本で解決がつく二次より大きい。 共通テストは、人生で数少ない一発大勝負の中でも大変なものだと思います。
だから、何より自信をもって受けることが大切です。そのためには、学習スケジュールを守り、キチンとした偏差値を模試で取っていくことが大切なのです。