同志社大学 理系・英語 2/4 講評

英語の問題

講評

先日紹介した立命館の入試問題「2025年の立命館大学の英語から、今後の大学の出題傾向を考える」と同じく長い長文問題です。でも立命館は1問。同志社は2問です。

文章自体は難しくありません。新聞記事的な文章と言うより、どちらかというと教科書や長文読解の問題集などでも見るようなものです。でも長いです。こういう長い文章を読み慣れているかどうかが勝負です。

学校の先生や予備校の講師が解説するように、修飾句を考えながら和訳していくと内容が把握できない長さです。英語のまま文章の頭から、修飾句を繋げながら、読んでいく、そして、英語のまま内容を把握する読み方が必要です。

頭から英文を英語のまま読んでいくには

頭から読むと言っても、単語を並べて読むだけでは意味は把握できません。頭の隅っこで修飾関係を考えながら英単語を置いていくのです。だから、文法の理解力もなしに読めるわけではありません、むしろ、文型や関係詞・不定詞などを使った修飾関係を、単語の意味を置きながら「こうなっていれば意味が通じる」と把握しながら読んでいくのです。

だから、英検2級程度の文法力は絶対的に必要です。

だから、関関同立の推薦入試の募集条件には英検2級を基準にしているところが多いのです。

受験問題の洗礼

2問目の最初の段落が読みにくいです。抽象的で気取ったことを書き連ねてあって、「なんのこっちゃ?」になる典型的な入試問題です。ただ、英文の例にもれず、次の段落からは平易な内容になっており、その気取った最初の段落の解説が始まります。

だから、こういう入試問題では最初の段落の意味が分からないからとそこで考えて時間を取るのではなく、とりあえず次の平易な段落を読んでみる。すると、最初の段落の抽象的な内容が「こういうことを言っているのか」と分かることが多いです。

こういう文章に慣れていくのも受験勉強です。

ホームページはコチラ

芦屋で500人以上、個別指導20年のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。御影高校・神戸高校、関西学院・同志社・神戸大学・大阪大学を目指す特進個別塾です。