進学校の下位、中堅公立高校で失敗するパターン/関関同立には絶対に行けない
学校の宿題しかしないで落ちこぼれる
中学受験や高校受験では学校や塾の宿題を受動的に学習する生徒でも、学習内容の難易度が低いためそれなりに理解し、それなりの成績を取り、それなりの高校に進みます。こういう生徒では、高校に入って学習の難易度が高くなっても、漫然とに同じ学習を続けます。
そう厳しい学習をしないでも、一応入試に成功して高校に入ったという成功体験があるからです。「もっと学習していれば、もっと努力していれば、もっと上の高校に行けた。」とは決して考えません。そして、難易度が上がった高校の学習で落ちこぼれます。「中学受験・高校受験の弊害」
こういう生徒の学習はどうなっているのか?
こういう生徒の多くのは「キチンと理解できているか?」と聞いても「大丈夫です。」と答えて、やり過ごします。まだ、「面倒くさいから分かっていると答えよう。」と言う怠け者ならいいのですが、まじめに学習していて自分が理解できていないことを理解できていない生徒がとても多いのです。
これが、難易度が上がった高校の学習で宿題をやって、分からないところは解答を書き写して「大丈夫です。」と塾で答える原因です。中学時代の簡単な学習なら理解より丸暗記の比重が高く、そういう安易な学習でそれなりの点数を取り中堅校に進めたからです。
彼らのマジメとは、机の目に座り、与えられた学習を受動的にこなし、分からなければ解説を読んで終わることです。中学時代の簡単な学習なら理解より丸暗記の比重が高く、
高校になれば自分の頭で解答を咀嚼して、ポイントを把握し、自分で出来るようしなければ出来ないなど考えも及びません。これが努力しているつもりなのに出来ないマジメの正体でもあります。頑張って解答を丸写ししているが、脳ミソはまるで働いていないことが中堅高校のまじめなのです。
こういう生徒が、この引用ブログでホリエモンたちが話している「役に立たないサービス業の従業員」になるわけです「成功のカギは「しつこさ」/しつこくなれる資質/80%の子供にはない」
ミドリゼミはできないことを突き付けますが・・・
そんなことは学習を見ていれば分かるので、「じゃあ、この問題を解け。」と別の問題集で類題をコピーして生徒に渡します。当然、四苦八苦して解けません。意地が強い子供では、数学のちょっとした応用問題に2時間以上悪戦苦闘しても出来ないことは認めません。褒めるだけで育ててこられてプライドだけは一人前なのです。自分が理解できていないことが分からない、認められないほど脳ミソが癒着して、意地だけは強い。
こういう生徒では、ちょっとした応用問題でも「解答丸暗記で内容把握ゼロ」なのですから、他のちょっとした学習でも同じようなことを繰り返しつまずきます。全教科でダメなはずです。
すると、こういう子供そして褒めて育ててきた多くの親はどう考えるか?「教え方が悪い」「もっとあった塾があるはずだ」と考えます。自分たちの非を認めて考える力の育成というしんどい作業には向かいません。
ミドリゼミではこの点を本人に何度も指摘しますが、まあこういう子供では無理です。ここまで読んでお分かりのように、教えようがないでしょう? それを分かっていない親ともトラブルが起きる。
当然ですが
トップ1割で関関同立などと言う中堅高校で、こんな体たらくの学習をして真ん中ぐらいの成績で「関学には行きたい」などと言う生徒は結構多いです。不思議なのは、この進学実績を知らないわけでもない親の方まで「何とかならないでしょうか?」と言ってくることです。
こういう学習を続けて、1年も過ぎるころには分からないところが積み上がって、中堅高校の真ん中では立派に落ちこぼれています。さらにその上にこれから学習が積み上がるのですから、このような性根のままどこかの塾に行ったところで改善するわけがありません。
今までのいい加減な学習で「進研模試偏差値50、関学の判定E]なんかついているわけですから、今までの範囲を今までの倍努力し、それに加えてその倍の努力をこれから積み上げていく学習と同時並行で行わなければいけません。
この状況で数学と英語それに古文の学習を同時に進めていくなど無理です。不可能です。
そこでミドリゼミでは提案します「数学を捨てろ」
こんな状態の子供は、並の進学校なら下位1/3、中堅の公立高校では半分以上です。こういう解答を丸写しして満足している高校生では1年生の段階で関関同立は難しくなっています。進学校の最下位、中堅校の下位1/3では産近甲龍もありませんありません。「高校受験までは親の責任、大学受験は子供の責任 Part1」
そこでミドリゼミでは、学習に最も時間がかかり、このような生徒では中途半端な努力をしても克服することが難しい数学を捨てることを提案します。英語・国語の学習に絞って文系私立の受験で少しでも上の大学に進学させるためです。それで精一杯のはずです。
でも無理なんですけどね・・・
でもこういう生徒それに親でもが言うんですよ。「推薦入試はどうするんですか?」って。中途半端に数学や物理などを勉強しても推薦入学の成績に到達しないから言ってるんです。それに到達したとしても、中堅の公立高校で有名大学への指定校推薦の定員枠など数少なく知れたものです。それに、誰かほかの生徒が手を挙げれば二者選択の受験です。博打と言ってもいいでしょう。こんなばかげたことを引き合いに出して目の前の大切なことが理解できないから、数学やほかの学習でもこんな体たらくになっているのです。
自分の学力の現状も自分が通ってる高校の進学客観的に理解できない生徒に、学習の理解力だけ上げろと言っても、しょせん無理な話です。
進学校の下位でいつまでも「神戸大学」「共通テスト」などといっている生徒は論外です。進学校の看板のプライドだけが一人前で全く内容が伴ってない。まずこのことを認識して謙虚に反省して理解力を育むことから始めないと、学習も大学進学も無理です。
何で付属校に行かさなかった?
親の言う通りに中学受験や高校は成功しても、実は性根が緩いので高校で丸出しになる子供は多い。こういう子供では親の指示通りには学習して進学校にやっと入ることが出来たとしても、子供に任せては学習など継続できなかったはずです。思春期に入って独立した人格となった大学受験では親は子供を制御できません。関関同立の付属校にでも放り込んでおくべきだったんです。ところが親が欲目を出して中堅高校や進学校に入れて「関学くらいは大丈夫でしょ。ひょっとしたら神戸大も」と考えて失敗する。とても多いパターンです。「進学校の下位、中堅公立高校で失敗するパターン/関関同立には絶対に行けない」「進学校に入っても失敗するパターン2/神戸大学には絶対に行けない」
公立中学生の場合は、思考力があるかどうかはすぐに分かります。簡単に言うと通知簿オール4くらいなら、そのまま公立高校なんかに行かせても怠ける生徒がほとんど。考えることなどしません。と言うか、考え方が分からないのですから、教えようはない。中堅校で真ん中くらいの成績では、関関同立は夢の夢。産近甲龍もまず難しい。そんなことなら、さっさと高校受験で産近甲龍の付属に放り込んでおくべきだったのです。
「進学校に入学しても落ちこぼれる最大の原因」などに書いたように、進学校の生徒でもこんな状態なのですから、中堅公立高校で学校の進学実績と自分の成績の関係も分かっていない生徒など、理解力そのものがない。まず矯正不可です。