高校で逆転される進学校の生徒の特長
上位校の半数以上の生徒が下位校の半数の生徒に追いつかれる
神戸高校の半数以上の生徒は御影高校の半数の生徒に追いつかれ、さらに芦屋高校の2割の生徒にも追いつかれます「働きアリの法則/進学校で7割の生徒はなぜ失敗するのか?」。
中高一貫の私立でも、上位2~3位の私立の進学実績は上位3割で神戸大学以上の国立大学、真ん中少し上で関関同立、下位では産近甲龍です。この進学実績は神戸高校とほぼ同じです。中学受験して早いカリキュラムの学校で頑張ってきたはずなのに、小学校・中学校と遊び呆けてきた中堅公立高校の生徒にさえ追い抜かれる生徒が出てきます。
理由はなぜなんでしょう?
大きな理由は、サボるからです
小学校時代に親に指示通り学習して名門私立に入学した子供も、中学の後半からは思春期に入り自我丸出しになります。親の言うことは聞かなくなり、本性丸出しになってサボる。本当は将来のことすら考えることも出来ず、目の前の安楽を求める人間に親が無理やり詰込み教育をしていただけだったという話です「進学校に入学しても落ちこぼれる最大の原因」「進学校で成績が低迷する生徒の謎/決して追いつけません!」。
進学校でこういう生徒では、塾に「分からないところはない」ウソを言ってマイペースで塾で時間を潰し、酷い成績を取ってきてもテスト結果でもウソを言ったり持ってきたりしません「ミドリゼミで成績が上がらない生徒のパターン/塾で誤魔化そうとする生徒」。
発育も多いな理由
実勢、進学校に進んだ生徒でも、高校生にもなって、将来のことも考えずに塾と話し合って自己学習もせずに学校の宿題を塾に持ち込むようなバカな生徒がなぜ多いのか? 一方で、小学校・中学校とダメダメだった公立中学の生徒でしっかりと学習できる高校生が数少ないながらもいるのはなぜなのか?私はこの問題と日々対面しています
そして、その大きな理由に発育があるのではないかと考えるようになっています「中学受験の向き不向き2 ヴァン・ゴッホに学ぶ」。
中学受験で成功して有名校に進む生徒は児童期の発育が早かった、一方で親が中学受験させようにも諦めて公立中学に通った子供は発育が遅く中学受験には適応できなかった。でも、中学受験で成功した中学生の脳のキャパシティや理解力が高かったわけではなく、それは早い時期に飽和してしまい、高校に入った頃には「進学校に折角入ったのに大学受験や将来の頃も考えられない」というアホな若者に生育してしまった。親や塾がいくら言い聞かせても、指導してもアドバイスしても、全く理解もできずにサボり呆ける進学校の生徒を見てると「こいつは進学校の制服を着ているけどアホなんや」としか考えられない場合が多いです
一方で、小学校・中学校とダメダメだった劣等生の公立高校の生徒は、ゆっくりと成育して行き高校時代には大きなキャパシティのノート理解力を得るようになったということなのではないかと思います。
生育は外見に表れる
成績の良い生徒のイメージは、服装にも興味がないガリ勉という方も多いでしょう。特に年齢が上の方はそういうイメージが刷り込まれているはずです。でも実際は違います。成績の良い生徒ほど服装に気を遣い、女の子ではしっかりと化粧もしていることが多いです。
理由は簡単です。学力≒脳の発育=体の発育=二次性徴です。脳の学習部分だけが発育して、他の部分は発育せずに小学生のような服装センスなんてことはあり得ないのです。おしゃれに興味のない女の子の成績が良いことはあまりありません。お母さんが激怒するような検索語句をスマホに入れていない男の子も同じです。もちろん、この成長はオタク/腐女子方面に開花することもあります。
ダメな生徒は、いつまでも中学生のように自分の周囲の環境、友達やクラブ活動にしか興味がなく、ファッションやゲームや音楽、それに社会にまったく興味がありません。自分や周囲への理解力がない子供に、将来のことを考えて頑張れと言っても所詮無理な話です。
だから、40歳になればその人間の本来の能力に全員到達していて、「こいつはアホか?」というような東大卒が生まれるわけです。別に玉木代表のことを言ってるわけではありません。
例外もある
ただし、理系で非常に優秀な生徒では、ファッションなどに全く興味がない場合も多いです。しかし、この場合はその能力の高さはすぐに分かるほどのものです。生育が極度に偏っていて、理数系分野では大人も及ばない理解力を示します。
でも、文系ではこれはほとんどないです。