最上位の男子は優秀だが、次のレベルの上位に最近は男子が少ない

次のレベルというのは関関同立から神戸大学大阪大学に行く生徒のレベルのことです。

公立中学で5と4で通知簿が埋まっていても・・・

公立中学で通知簿が5と4で埋まっているお子さんなら、阪神間であればトップの公立高校、あるいはその次の公立高校ならトップレベルで合格することができます。このレベルの生徒では昔であればきちんと学習してくれていました。ところが最近この上位クラスの生徒でもユルユルになりつつあります。

こちらがやきもきするほど来塾時間が少なく、定期テスト前でも詰めて塾に来て成績を上げようという気がありません。こういう生徒が特に男子で増えてきつつあります。このことは以前から私も感じてましたし、社会でも言われてきました。たとえば学校で男子と女子の比率を考えることなしに選抜したら女子が多くなる、というようなことです。とある医学部では男子を優先的に選抜して物議を醸しだしました。

そういう男子が大学進学ではどうなるか

もちろんこうゆう生徒はそれなりに優秀ですから、ユルユルでも優秀な生徒の多くが中学受験で抜けた公立中学では成績上位を取ることができ、通知簿が5と4で埋まります。ところが学習内容が高度化する高校では、たとえ最上位の公立高校に進めていたとしても彼らができるユルい努力では落ちこぼれる事になります。

その落ちこぼれる最右翼が学習内容が難しく習得に時間がかかる数学です。ミドリゼミでは「春休みには数学の予習を半年分やる!/中途半端な学習をするくらいなら英国社に専念しよう」「大学受験に失敗する生徒/夏休みには予習をしましょう」「ミドリゼミの高校2年生の夏休みの数学の学習/高校の範囲を学習している私立中学の学習」というブログの題名通りの学習を進めますが、多くは途中で投げ出します。そして落ちこぼれます。

昔は最上以降に進むような男子であれば、理系の志望者が多かったのですが、最近はそうではありません。このような努力をできる男子高校生が減ってきているからだと、多くの生徒を教えていて実感しています。

成績上位の男子も最上位校の男子もダメ

というわけで、最上位校に合格した男子の親は「将来は最低神戸大、出来れば医学部!」などと夢を抱かれるし、本人も「とりあえず神戸大」と妄想するのですが、大抵は数学で十分な努力が出来ずに途中で投げ出して関関同立の文系になることが多い。

だから、最上位の公立高校で真ん中少し上の成績程度なら関関同立という進学実績になっているのです。もし仮に数学を取って理系に進んだとしても、数学はそれなりの成績しか取れずに、理科は1科目の学習で精一杯で共通テストの準備などとんでもない状況になります。結局は関関同立の理系に進みます。

ということで、塾の生徒は女子が多くなってきています

以上の件よりミドリゼミの生徒で女子が多くなってきています。私の嗜好から選別しているわけではありません。ミドリゼミのホームページを読んで、その内容に納得して来てくれ、塾でも定着するのは女子が多くなっているのです。

そして、多くのユルい男子を見ていると、コイツらが企業に入って熱心に働くとは思えないのです。最近の働き方改革なるものは、こういうユルい男に合わせたものであるかのような気がします。こういう男性が働く中堅企業では、少し厳しく働かせると退職代行を使って辞めるでしょう?

こういうことを書くと男女差別だとガミガミ言う方もおられるかもしれませんが、最上位のエリートの男性以外では将来は女性が中心に働き、男性が女性に依存する東南アジアのような女系家族に日本でもなるのではないかというような気がします。となると、子供を産み働き家計を支えるのも女性ですから、男性は非常に軽く扱われることになるでしょう。離婚件数の増大以前に、結婚という制度がなし崩しに崩れるかもしれません。男女機会均等法に引き続き夫婦別姓などちゃんちゃらオカシイ時代遅れの制度になるかもしれません。

この事実を示す科学的データ/この話をしてサマーズはハーバードの学長をクビになった

このお話は、別の角度から見ると、科学的事実と一致しています。

ご覧のデータのように、男性の知能指数の偏差が大きく、女性は小さいということが分かっています。知能指数90~110程度の範囲では女性が割合が大きい。これは偏差値で行くと45~55程度にあたります。

一般的な高校生が幅広く受ける東進や河合塾のでは、甲南大学の偏差値は45~50弱程度。関西学院では50~55程度です。このことは上に書いた現状とほぼ一致しているように思えます。でも、甲南大学が真ん中以下の偏差値45はおかしいんじゃないか?と考えられる方もおられるでしょう。ベネッセなら甲南大学は偏差値60程度だし、関西学院にいたっては偏差値70です・・・いや、関学が偏差値70っておかしいでしょう?

これは受験する学校の層が各模試で違っていることが原因です。しかしながら、芦屋高校などの中堅高校からでも結構甲南大学に入りやすくなっている現状を考えると、私は河合塾や東進の上限に結構近いスタンスです。そして、真ん中から少し上で産近甲龍や関関同立のラインに女子が多いと言うのは、まず間違いないと思います。その上の神戸大学以上になると男子が多くなるというのも、ほぼ経験則通りです。

サマーズ元財務長官でありその後ハーバードの学長に就任し、このバラツキの話をして(ハーバードの来るような)優秀者では男性の方が多いというデータの結果を言ったところ、男女差別だということで学長をクビになりました。でも、こういう結果は、教える側に立った立場なら誰しも経験していることなのです。

ホームページはコチラ

芦屋で500人以上、個別指導20年のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。御影高校・神戸高校、関西学院・同志社・神戸大学・大阪大学を目指す特進個別塾です。