正月返上特訓をするような塾には、私なら行かせません/子供は大間のマグロか?
年末年始の恒例行事、正月返上特訓
「志望校合格へ…年末年始も返上 学習塾で特別授業 中学・高校・大学の受験生約850人が机に向かう 富山」「頑張れ受験生! 学習塾では年末年始返上で正月特別考査「1秒1秒を大切にしている」「正月返上で受験勉強 学習塾で中学入試控えた小学生の「年末年始特訓会」始まる 大分」というよなニュースで年始年末は溢れかえります。
もちろん皆さんもお分かりの通り、受験直前の年始年末に2~3日間、数時間学習をしたところで、それまで何年もかかって積み上げてきた学力が逆転するようなことはありません。
じゃあ、何でこんなことをするのか?
マグロの初セリよりタチが悪い
マグロの初セリも毎年取り上げられ、大間のマグロに1億円だの5億円だのというニュースが話題になります「「すしざんまい」が6年ぶり一番マグロ、5億円超で落札 木村清社長「一番マグロは縁起物」」。
この社長さんが損をするだけの高値で毎年競り落とすのは、もちろんこうして毎年ニュースに大々的に取り上げられ、宣伝費用だと考えていらっしゃるからです。みなさん、「ああ、あのすしざんまいの社長さんね」と認知していらっしゃると思います。普段にCM5億円分散発するより、大きな宣伝効果です。
もうお分かりのように、学習塾の年始年末特訓も、上に挙げたように大挙として毎年ニュースに取り上げられます。マグロのセリ会場は決まっているように、テレビ局や新聞社が毎年特訓をやる塾を探し回ってということなどなく、毎年特訓をする塾に取材に行くわけです。そして、上に挙げたメディアを見てお分かりのように、こういうみみっちい放送をするのは地元のテレビ局や新聞です。だから皆さん、「ああ、正月に鉢巻してるあの塾ね!受験生哀れ!」と地元のソコソコ大手の塾を認知されている方も多い。
塾の方は、特別講習代として結構高価な講習料を親から巻き上げた上に宣伝にするのですから、大間のマグロほどの宣伝効果はなくてもこれほどおいしい話はありません。宣伝費として経費を使っているすしざんまいの方がまだ良心的です。
子供のことを考えたら、こんなバカげたことできるわけないやろ
受験直前の正月まで多くの子供は好きなことも我慢して頑張ってきたわけです。それを効果もない特訓に正月に塾まで来させて宣伝に使うような塾はどうなんでしょう?
まともな塾なら、「正月ももちろん勉強しないといけない。でもどうしても見たい正月番組だけは見て、家族でおせち料理を楽しんで、少しは受験前の緊張を和らげ、楽しい日常を味わおう!」と言いますよ。
子供を犠牲にして、塾の宣伝をするなど、そんな塾に私なら行かせません。別にミドリゼミに来いと言ってるわけじゃないですよ。
その上・・・
特に中学受験や共通テスト受験生を無理やり塾に来させて缶詰にして、入試直前にインフルエンザや風邪でももらったらどうするんだ?
子供を宣伝に使うことだけしか考えてない塾なんか、そんなことも考えてないんだろうと思います。
塾の言い訳
「1秒1秒を大切にしている」とか「入試目前の時期はミスをなくす努力と集中力を高めることなどが重要」とか塾側は言っているようですが、あまりにもバカげた言い分に否定する気も起りません。正月に数時間特訓をしたら、そんなことができるように子供はなるのか?
本気で共通テストを受けるような高校生なら通塾時間さえ惜しくなりますよ、この時期には。それが「1秒を大切にする」ことであり「努力と集中」ということです。そんな学習姿勢は今までの努力で既に醸成されています。それがないようなヤツにまともな大学など無理です。質問とかがあって必要なら、子供の方から塾に来ますよ。こんな塾の特訓の押し付けなど無駄なだけです。
マスコミも加担するなよ
マスコミがタダで宣伝してくれるから、塾も一層こんなことをするわけです。高校野球なんかと同じです。挙句の果てには、才能ある若者が甲子園に行くために酷使され、プロに行く時には故障している。
子供を犠牲にして宣伝に使う学校や塾、それにマスコミもクズだと思う。


