中学生に叱られた話/鉄のモラハラ
理科の「動物の体」での失言
中学の動物の体の分野の消化の範囲で「胆汁はどこから分泌されるか」「どこで作られるか」という問題があります。文字通り、胆汁は胆のうから分泌されますが、作られるのは肝臓です。これが違うから問題になるのです。でも、胆汁の色についてはあまり教えてくれません。
胆汁は黄色い色をしており、これは鉄イオンの色です。古い赤血球が肝臓で分解され、ヘモグロビンの鉄イオンが胆汁になるからです。そして、胆汁は胆のうから十二指腸に分泌され消化を助けます。
鉄はイオンって形になると赤っぽいという話を、血液の色を例えに上げて説明します。だから、胆汁は黄色い色で、胆汁を含んだウ〇チの色は黄色いと解説を締めくくるわけです。
ここまでが塾での正しい中学2年生への解説です。
有馬の名湯
で、私は余計なことを言うわけです。
「有馬の金泉行ったことあるか? あの茶色い色の温泉も鉄分が入っているからなんや。」
「そうなですね!」と、やや胡散臭い顔をしつつも中学生は深く納得してくれるわけであります。
ということで、「あの金泉の色、ウ〇チの色と同じやろ。金泉なんかウ〇チにつかっているいるようなもんなんや。ひょっとしたら、温泉客のが漏れて・・・」
と余計なことを言ってしまい、「やっぱり言うと思った!もう温泉なんかに行けない!」と中学生に叱られてしまったわけです。
こんなモラハラはしないようにしましょう
理科や塾の先生方、よろしくお願いします。
有馬温泉の皆さん、ごめんなさい。