春休み、高校生に読んでほしい本/国語と英語の長文読解に必須
国語と英語の長文読解、小論文に必須
以前から書いていますが、インターネットやSNSの発達で最近の高校生は自分に興味があることしか知りません。社会常識や知識が著しく欠如しています。
最近、社会常識のない若者に大学でも困っているのか、特に上位大学の入試問題では国語の説明文だけではなく、英語の長文でも社会常識がないと読めないものが多いです。昔のように構文力が必要な英語長文ではなく、科学解説やニュース解説的な英文を出題するようになってきた。ところがこれが読めない。国語力や英語力の前に、文章は読めても何が書いてあるのか分からない社会的知識の欠損によってです。
だから、こういう本を読んでおくことが受験生には必須だと最近特に思っています。下の高校入試用のもので今の高校生には十分です。これ以上のものは読めません。
並行して読まなければいけない本
ところが、時事問題を読むためには、その基盤となる社会知識や歴史・芸術・宗教の知識がないと理解できません。これが決定的に今の若者には不足しています。だから、高校社会の現代社会や倫理、世界史の教科書も読めません。
それで、以下のような本も必須だと思います。以下の本では自然科学編もあります。
今の若者は優秀だという情報を鵜呑みにしている方へ
確かに、上位1~2%の若者は昔より優秀かもしれません。語学力も昔よりある。ITにも詳しい。でも残り98%は昔以上にダメダメです。その証拠は明日お見せしましょう。
「今の子供は優秀だ。」というマスメディアの言葉も「褒めて育てる」と同じく、親をよろこばせるビジネスの典型です。もし確かめたかったら、お子さんに「なんでプーチンはウクライナを攻めたのか?」とでも聞いてください。これが高度すぎるのだったら、「社会主義って何や?」と聞いてください。後者でも多くの高校生は答えられないはずです。
だから、大学入試では文系では国語の常識問題を読ませ、理系では数Ⅲが無くなっているのです「進研模試で偏差値60の学力を如実に示す大学入試/工学部で数Ⅲが受験科目にない/企業採用しっかりしてくださいね!」。