大学受験に成功する生徒としない生徒の差/本能的なプライドと闘争心の有無/例外はただ一つ
将来の夢などで苦しい大学受験は乗り越えられない
ただ一つの学部を除いて、将来の夢やなりたい自分だけで大学受験を乗り越えられる生徒は、今まで見たことはありません。
受験で成功する生徒は、「この大学より下の大学なんかに行く自分を許せない。」というプライドと闘争心がある生徒です。「この学部に行きたいから、この大学に、ダメならこっちで・・」などと言う生徒は通らない。
「この大学に行けなければ浪人覚悟。」と腹を括って、滑り止めを受けない生徒以外は良い結果が出たことは少ないです。もちろん、むやみに「この大学に行けなければ・・」ではなく、妥当な努力と大学選びの結果ですよ。
私の経験では、関関同立以上に進みたいのなら、このくらいの闘争心はないと難しいと思います。産近甲龍では、経験上、必要ありません。
これはなんでも同じでしょう
スポーツでも、演奏でも何でも、職人さんでも、将来の自分を夢見るだけでなく、少しでもうまくなりたい、アイツには負けたくないという気持ちがないと何事もダメなんじゃないですかねぇ。
生徒に気づいてほしいこと
大学受験は一人合格すれば一人落ちるんです。合格した人間は笑って人生を過ごすことになり、不合格の人間はすべてを失い、もう一度立ち上がるか諦めるかしかない。
受験は競争社会で闘争心がある人間が全てを奪っていく情け容赦のない弱肉強食の世界です。そのことの気づかずに「ちゃんとやれよ!」などと塾や学校から言われる限りは、絶対に成功はしないです。
ただし医学部は例外
医学部は「医者」という、社会的ステータスも収入も極めて高く、3浪や4浪して大学に入っても、親の財布以外は平気な学部です。一度社会に出て30歳くらいで再挑戦と言うのも少なくありません。
この学部だけは、「絶対位に医者になる」粘り続ける気持ちが大切だと思います。学習しなくても18歳の脳と22歳の脳とでは全く理解力が違います。18歳の人間と同じ学習をしても22歳の人間の方ができることは極め多い。
だから、闘争心だけでなく、将来の自分を夢見て長いスパンで挑戦するのもありかなと思います。