3学期までの過ごし方/中学生編
3学期の授業が通常の軌道に乗るのは1月の10日くらいでしょう。それまでに1ヵ月弱の期間があります。この期間をどう利用するかで新学年で大きな差になります。
中学1・2年生/英数を中心に復習をしましょう
中学の学習など、本気を出せば簡単なものです。英語と数学であれば1ヵ月もあれば復習をすることは困難ではありません。公立中学3年生の半分の生徒では、この時期からやっと本気モードになって2月の半ばの私立の入試までの1ヶ月半ほどで、それまで2年半「できない」「おぼえられない」「勉強の仕方がわからない」と言ってきたことを全部克服するからです。1・2年生ができないわけがありません。
もちろん、公立中学で半数の生徒では、入試までも遠く、クリスマスやお正月などのイベントが多いこの時期に、このようなことをいくら書いてもやるはずもありません。
だからいくら書いても無駄なんですがね。
公立中学3年生
3者面談で決まった志望校の私立の過去問題を解いて、「合格点が取れない!」と大いに焦りましょう。半数の下位の生徒は、この恐怖があってやっと性根がシャンとしてまともに学習しだします。そして、「できない」だの言っていたことを全て克服して合格点に到達します。中堅高校の合格点などそういうことになっているのです。
上位の生徒は、まずは私立の入試3教科に絞って学習して、過去問で沿暴行の苦手な問題・分野、特徴的な問題の対処をしてください。理科と社会はあまり学習できないかもしれませんが、私立入試後公立入試までの1ヶ月で復習できます。その時に理科と社会に注力できるように、3教科の苦手分野などに対処してこの時期に完成させましょう。
私立進学校中学3年生
数学と英語の予習をしましょう。数学は今後半年分近くの予習をしましょう。一番時間がかかる数学の予習が十分にあると、これが緩衝材となって、あらゆる学習に余裕を持って取り組むことができます。それができないのなら、国立大学など諦めましょう。
英語の文法は一通り完成させましょう。理由は数学と同じ面もありますが、それより学校では文法をしっかりと学習しないために自己学習が必要だからという点が大きいです。また2年生からは長文読解を進めるためにも1年生でほぼ文法を理解できている必要があるからです。2年生の夏休みから入試用の長文読解の問題集を始められない英語の学習しかできないようなら国立大学は諦めましょう。