共通テストが終わった。塾の生徒は合格基準点を取ってきた。その学習方法。
学習内容以前にスケジュールを守らせること
高校1年生ですること
春休みには1学期の英文法と数学、夏休みには2学期と3学期の英文法と数学を全て予習します。当塾の予習は学校の授業の準備ではなく、長期の休みにマイペースでじっくりと主要科目に取り組んでもらうための位置づけです。その理由は、英語と数学という学習に時間がかかる科目を学校の授業と同じペースで進めれば、英語と数学の学習だけで目一杯となるからです。そして多くの場合、学校のペースに振り回されて理解を伴った取り組みも十分できなくなります。その上、定期テスト前に数学と英語の学習にかかりっきりになります。だから、他の教科など学習する余裕もなくなります。
高校2年生ですること
2年の夏休みまでには英文法と数学Ⅱ・数Cの予習は終えてもらいます。学期中の普段の学習は、文系なら古文、理系なら理科を中心に学校の復習や課題に取り組んでもらいます。
神戸大学に進める能力があれば、塾内だけの学習でこの程度の学習は十分できます。ただし、予習もしながら学校の復習も塾で取り組んでもらうために、学校の課題は家庭でしてもらう事になります。クラブ活動をする余裕はなくなるかも知れません。
2年の夏休みからは、入試問題レベルの英語長文と数学の入試問題に取り組みます。
高校3年生ですること
3年のカリキュラムは理系と文系で異なりますが、基本的に夏休みには標準的な国立大学の二次試験の入試問題は解けるようにします。夏休み後は、大学共通テストと各大学の出題傾向に沿った学習を始めます。
このスケジュールの理由1 学習内容から
英語と数学という学習に時間がかかる科目を学校の授業と同じペースで進めれば、英語と数学の学習だけで目一杯となるからです。そして多くの場合、学校のペースに振り回されて理解を伴った取り組みも十分できなくなります。その上、定期テスト前に数学と英語の学習にかかりっきりになります。だから、他の教科など学習する余裕もなくなります。
だから、当塾では、長期の休みに数学と英語の予習を徹底します。そうすれば、授業が始まっても数学と英語という一番負荷がかかる科目で余裕を持った対処ができ、古文や理科などの重要科目にも普段か復習する時間が生まれます。テスト前には社会などの副教科を詰め込む時間ができ、成績は全教科であがります。
だから、多くの教科を学習しなければいけない受験生には必須なのです。
このスケジュールの理由2 受験の準備のために
共通テストは、特に英語の長文の量、国語の選択肢の対策に慣れる必要があります。当日膨大な問題に焦って表面を読み飛ばさないように、時間配分をしっかりと体に刻み込む必要があります。また、珍妙な選択肢の意図を掴むために何問もトライする必要があります。過去問題や予想問題を2~3年分しかしないで把握できるものではありません。
だから、共通テストに関しては、センター入試過去問も含めて8年以上解いてもらいます。問題を解いて、出来なかった問題を復習し直し、上記のような課題を反省するとなると、二次や私立の準備などもあるので1日1問が精一杯です。だから1週間で1年分しか回せません。8年分をするには2カ月かかります。
もちろん、他の学習に重点を置く日もあるし、「この分野弱いなぁ~、もう一度全般的に見直すか。」という週もあります。だから共通テストには3ヶ月以上の準備期間をミドリゼミでは取ります。
ということは、3年の夏休みには、ほぼほぼ二次の入試問題は解けていないといけないということになります。