新高校1年生の英語学習

英文法の自己学習をしよう

学校の英文法のテキストは薄く内容も乏しいものが多いです。しかし、その後ろには学校から配られている分厚い文法の参考書が張り付いているのですが、ほとんどの学校の授業ではテキストを説明する薄い内容になっています。

だから、もう少し充実した問題集で、学校の参考書を読みながら学習を進めることを当塾では行います。なぜなら、学校のテキストだけでは文法力不足で入試で文法問題はおろか長文読解も出来なくなるからです。

ところが、ほとんどの生徒は学習に時間がかかるリーディングの和訳の予習などに時間を使って、薄い文法のテキストはテスト前に一夜漬けで終了します。労力のかけ方が逆です。高校1年生のリーディングなど、大した文法も出てこないのだから、「先生に当てられたらどうしよう。」とか「予習をしていないと叱られる。」程度の考えでリーディングに重きを置く学習をする生徒が愚かなのです。

例えば、こういう文章を理解できますか?

例えば It is the necklase that she lost yesterday. という文章をどう訳しますか? 進行行為年生なら、このthatは関係代名詞で、she lostの目的語を先行詞としてしるから、「それは昨日彼女がなくしたネックレスです。」と訳すでしょう。それは大正解です。

でも、高校では It~that の構文は強調構文と学習します。強調構文とはthat以下の文章の強調したい語句をIt~thatの間に挟むのです。だから高校では「これは『彼女のネックレス』を強調する構文で、『昨日彼女がなくしたのこそのネックレスだ。」という訳になりま~す。」と教わります。

しかし、IT~thatの構文には形式主語もあると中学では学習します。形式主語のthatは接続詞なので、that以下には完全な文章が来るとしか文法書には書いてありません。でもこのloseを自動詞と考えるとshe lose yesterdayは完全な文章で、形式主語としての扱いは可能です。「それは昨日彼女がなくしたネックレスだ。」でSVCの構文となって別段おかしくありません。

この見分けはどうするのでしょう? こういう見分けを学習するのは、自己学習だけでは無理があります。でも、多くの予備校などで予習気味の授業を受けても学校と同じ通り一遍の授業が行われるだけで、こういう使い訳にまでは踏み込んでくれません。

ミドリゼミで予習をしよう

この場合、loseという動詞は他動詞でしか「なくす」という意味はありません。目的語を取らない自動詞では「負ける」などの意味になります。だからloseを自動詞として扱わないけない形式主語は無理なのです。

ところが最初に上げた関係代名詞か強調構文かは、文法的にはまるっきり判別はつきません。この場合、この文章単独の文法問題で判別は無理です。ところが長文読解では、このitに対応できるものが前文中などにあるかどうかで判断がつきます。こういう例文が、有名で優秀な「基礎英文問題精講」には山ほど載っています。

受験期になってそういう問題集を使って学習する際に、こういう論点で教えれるなら関関同立以上には進めます。それが無理なら産近甲龍です。これは20年以上の経験で、まず間違いありません。

だから、そういう学習が受験期にできるように高校1・2年生では英文法の自己学習を進めてください。

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芦屋で500人以上、個別指導20年のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。御影高校・神戸高校、関西学院・同志社・神戸大学・大阪大学を目指す特進個別塾です。