成長が早い子供は成績もよい/遅生まれが有利な受験を遺伝子はひっくり返せるのか?

成績のいい生徒の特長/ませている

昔は成績の良い生徒と言うと勉強のことしか興味がなく、昔風にはガリ勉、今風には陰キャなイメージがありました。しかし、多くの成績の良い生徒を見ていると、私にはそうは思えません。

例えば、最近の例で言うと、成績の良い進学校の中学3年生の男の子が読んでいた本は東野圭吾の小説です。成績の良い女子では、高校生ともなると夏休み期間中はピアスやネイルは当然のことになります。

要するに生育が早い、ませているのです。脳ミソだけの生育が早く、体や興味はまだ子供などということはあり得ません。

だから、クラブ活動に熱中している子供の成績は悪い?

進学校の文武両道など、こういう子供たちにとってはバカげたものにしか映らないと思います。あれは進学校で、クラブ活動程度にしか興味がなく、それ程度の頭脳の成長もない子供が落ちこぼれても不満を貯めないようにある・・・と私は思いますというか、こういうことを言っている高校の教師もいました。私もそう思うからです。

遅生まれが受験には圧倒的に有利な現実は成長の早さが有利なのと同じ

「東大院教授「早生まれの不利は大人まで続く」研究結果発表」の結果などから、遅生まれが受験に有利なのは知られています。この研究結果によると、年齢が低い中学受験だけでなく、高校受験でも3月生まれと4月生まれでは入学する高校の偏差値委が4.5違うらしいです。偏差値4.5って、デカいですよ。完全にワンランク上の高校に行けます。高校受験でこれなのですから、中学受験時の影響はもっと大きいです。そういうことも考えずに、受験に邁進する親って残念だと思います「子作りは欲求にまかせて、子供には欲求を我慢しろという中学受験/早生まれを無視する親たちの中学受験

だから外国では、早生まれの子供は1年遅らせて学校に入れる例もあるそうです「成績目的で就学年度まで遅らせるアメリカ/早生まれで不利な中学受験をして、進学校で落ちこぼれて、現役志向と言う日本の不思議」。

この影響は大人になっても続きます。当然学歴の差は所得の差になって、その後の一生も付きまとうようです・・・大人になって成熟して能力は変わらなくなっても、子供の頃の学歴差が就職差になって生涯付きまとうんですよ。あるいは、子供の頃から体が大きく優秀な子供について行くことが習慣だった子供は大人になってもリーダーシップが取れずに管理職になれないのかも知れません。早生まれは30歳代前半でも所得は平均4%低いそうです「早生まれの学力不利益/学歴差は就職差になり所得差にもなる」。

この早生まれの不利を、成長の速度で追い越せるのか?

早生まれという生まれながらの親の責任である不利を、生まれる以前から授かった遺伝子が影響する成長の早さでカバーすることができるのか? 私は興味深く見ています。「早生まれの子供は1年浪人して、やっと遅生まれの子供と対等な勝負ができる/中学受験なんて愚かすぎる/学年ではなく年齢で考えよう!」「早生まれの子供に有効な子育て/浪人も視野に入れる

まあ、遅生まれにせよ、浪人するにせよ、趣味やおしゃれに興味を持たない子供は成績は上がらないと私は思います。

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芦屋で500人以上、個別指導20年のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。御影高校・神戸高校、関西学院・同志社・神戸大学・大阪大学を目指す特進個別塾です。