国立大学か、関関同立か、産近甲龍か、簡易判別法

関関同立合格の条件

中学校の授業を聞いて、学校の宿題をしていれば、塾などに行かなくても、教科書や普通の問題集で分からないことがないことが、まず関学以上の大学に進める条件です。必死に勉強して超難問を解けるようになるかどうかは関係ありません。

中学の学校の学習レベルが難しくて分からないようでは、高校の学習などできるはずがありません。関関同立に行くには、少なくとも英国社か英数理で、高校の標準的な学習をほぼ理解できている必要があります。難問を解く必要はありませんが、標準的な入試問題は解けなくては入れません。

したがって、公立中学の定期テストでは、それほど頑張り抜いていなくても、難問以外を解いて８５点以上で並べる能力が必要です。公立中学の通知簿では通知簿が４と５で埋まっていることが必要です。

関関同立に必要な努力

英国社や英数理の受験科目で学校から配られた参考書や問題集を真面目に学習して、分からないところがないようにすること。この一点です。

関関同立の入試問題は学校の参考書ができていれば十分解ける頻出問題を解けば合格ラインに達します。特別な受験対策も、当別な予備校でしか学べないことも、何も出題されません。「関西の有名私立大学の数学はチャート式レベル」の通りです。

産近甲龍合格の条件

休日に学校の学習以外に２時間ぐらいは自己学習できることが条件です。もちろん、友達と遊びに行くのはかまいません。でもその分、帰って来て学習帰って来て学習するとかに取り組もうという心構えくらいは必要です。

まあ、その程度度量できていれば、中学でほ学校の授業に十分ついていけて公立中学の通知簿がオール4以上、できれば得意科目で1教科くらいは5がある生徒であれば合格できます。この能力と努力では、高校の教科書レベルは何とかマスターして産近甲龍の平易な入試問題なら合格点を取れるからです。

産近甲龍が名門になっているのは、今の高校生にはこのハードルが高すぎるからです。「高2生、3割が勉強時間ゼロ　希望進路で差、文科省調査」の通りです。

日本では大学進学希望者は約5割です。そのうちの4割が休日に学校の宿題以外の自己学習を2時間します。ということは全体の2割が休日に2時間以上自己学習をしているということです。2割というのは偏差値で言うとだいたい60くらいに当たります。産近甲龍の偏差値は60程度です。

でも、公立中学で平均少し上、3と4が混ざっているのでは無理です。それは中学の基礎学力などあまり理解できていないことを意味するからです。高校の教科書は理解できないことを意味します。

神戸大に進めるか、関学止まりか

最初の条件を余裕で満たした生徒が、高校に入って「死にもの狂い」で学習できるかどうかの一点です。毎日家に帰ってきて３時間以上の自己学習を高校１年生から２年間、高校３年生からはそれ以上の学習を続けられるかどうか、それだけです。これ以上学習時間が少なければ、このレベルの生徒では絶対に学力・実力不足になり、神戸大学には届きません。多くの場合、活動が盛んなクラブ活動などご法度です。「教師の無責任な一言で失敗した優等生の大学受験」の通りです。塾のHPにも書いています。「高校生の指導」

二次試験の高度な内容に対応するために関関同立レベルより学習レベルは高度になり時間がかかります。それに加え共通テストもあり科目も多くなり、スケジュールも密になります。関関同立志望者と同じペースで学習していては、絶対に、通りません。そして、多くの高校生がこの絶対的な学習量の差を分かっていないので、関関同立から少し頑張れば神戸大に届くと考えています。この間には絶対的な努力の差があります。