進学塾の最上位クラスで「神戸高校だ!」「北野高校だ!」と言っている中学2年生の皆さんへ/ライバルが何をしているか教えましょう

先日の2学期の中間テストの某中高一貫校の数学の問題/中2ですよ!

1. X8+X7+X6+X5+X4+X3+X2+X+1を(x-1)2 で割った余りは?

2. X10 を(x-1)3 で割った余りは?

ヒントを出しましょう!

1.は微分すると簡単に解けますよ!

2.は二項定理の問題ですよね!

神戸高校や北野高校を目指す皆さんなら簡単ですよね!

さあ、解けましたか?

1.X8+X7+X6+X5+X4+X3+X2+X+1=(x-1)2Q(x)+ax+b X=1を代入すると、9=a+b

微分すると 8X7+7X6+6X5+5X4+4X3+3X2+2X+1=2(x-1)Q(x)+(x-1)2 Q'(x)+a X=1を代入すると、36=a

分かりましたか!

2. 二項定理を使って展開すると、X10 =((X-1)+1)10=(x-1)3 Q(x)+10C2(x-1)2 +10C1(x-1)+10C0x1 で、余りは10C2(x-1)2 +10C1(x-1)+10C0x1 となります。後は計算してください!

北野高校を目指しC問題特訓中の皆さんには簡単すぎますね!

これは高校2年生の分野です

これらの問題は数Ⅱの高次方程式の問題です。公立高校なら高校2年生の1学期に学習します。これを中学2年生で学習しています。とういうことは、トップレベルの中高一貫校では高校1年生、遅くても2年生の初期には数Ⅲまで含めて高校の全分野が終わるということです。

公立高校のトップ校で君たちが高校の学習の1/3を終わったところで入試などまだ先の話とクラブ活動に夢中の時期に、相手は高校の全範囲の学習を終えて受験勉強に突入していくのです。

その上、これらの問題は普通の公立高校の2年生にはこんな風には解けません。1.で使う微分は数Ⅱの後半で習います。だから微分を使って高次方程式を解くなんてことは学習しないのです。しかもこの解法は数Ⅲで学習する部分微分を使えないと予測できない。と言うことは、文系の生徒では偏差値70でもできないということです。

また、2の二項定理の利用も、二項定理の範囲では学習しません。高次方程式への利用はある程度学習しますが、こういう剰余法に引っ掛けたような応用は解法は入試問題集にしか出てこないからです。だから、公立高校では自分で入試問題集を買って学習している生徒にしか解けない。予備校に行っとけば学習するだろう?しません!予備校は学校より少しペースが早いだけで、授業内容はほぼ同じです。テキスト見たらわかるでしょう?

で、君たちより頭がいい連中がこんなことをしているのです。大学受験で勝負になると思います?

公立組はこの格差を知らないでしょう?

だって、中学から全く違った学校に通い、ほとんど交流もない。公立組は中学2年生で中学2年生の学習を、高校2年生では高校2年生の学習を文科省の指導要領通り学習すると思っている。

だから、進学塾の最上位クラスで得意満面で難しい方程式の文章題を解いて「北野高校だ!」「神戸高校だ!」と天下を取ったような気でいて、高校2年生のこの時期「対数関数分からへん。位置ベクトルになって急に難しくなった~」と中間テストで嘆きながらも、平気でクラブ活動を楽しんで勉強を放っぽり出しているんです。

神戸高校なら上位3割でやっと神戸大学です。真ん中少し上なら関関同立です。青チャートも満足に出来ていないのにクラブに夢中になっている場合か?キミらが数Ⅲを終わるのは3年生になってからで、チャート式を復習している間に目の前に共通テストがやってきて、入試勉強など満足に出来ていない状態で大学受験に挑むことになる。

一方で、キミたちより頭のいい連中が2年生の前半には数Ⅲも終えて1年半以上全力で受験勉強に取り組む。

ミドリゼミに来てごらんなさい。キミの真横でこういうのが学習しているから、思い知ることになります。

進学校の下半分の大学進学実績の悲惨

 でも、一方で、こんなことをされたら落ちこぼれる生徒も多いわけです。そして、こういう私立は、そういう落ちこぼれを放置して、こういう学習スピードでどんどん進んでいき、それを消化できる生徒は上位の国公立大学に進むわけです。それがこういう高校の看板であり、宣伝にもなるからです。

こういう高校で関関同立は看板にも宣伝にもならない。だから、落ちこぼれた生徒にフォローはない。「勝手に数学を諦めて、関関同立の文系に行け」で終了です。

だから、中学受験でこういう進学校に下半分で進ませる親、自分の子供が能力的にはギリギリなのが分かっていても目の前の進学校の看板に目が眩む親は子供を潰すのです。一つ下の高校でもう少しゆっくり簡単に学習していれば、落ちこぼれずに神戸大学に行けたかもしれない。あるいは公立高校に進んで一浪すれば神戸大学に進めたかもしれない。でも進学校で落ちこぼれて嫌気がさした子供はもう取り返す気もなく流れるままに下位大学に進みます。浪人なんか絶対嫌だと言います。それで、ジ・エンドです。

だからミドリゼミでは数学の予習を徹底する

ミドリゼミで数学の予習を徹底する理由はここにあります。

進学校ではこのペースと内容に負けないように、基礎的な学習を先行させておく必要があります。でないと、高次方程式で微分なんか持ち出されてもとんでもないことになるだけです。

一方公立高校では、学校の学習をいくらきちんとして定期テストの結果が良くても、こういう問題が出る上位大学の入試には対応できないから、入試問題を解いていく必要があるからです。そのためには、チャートなどの一般的な問題集を学習し終えた後受験までの間にこういう問題集をじっくり解く時間が必要です。

このような私立の進学校では中学のカリキュラムを早く終えて学校がその時間を作ります「公立校の皆さん、私立中学で使っている「体系数学」と言う教科書の意味が分かっていますか?」。公立高校の生徒には、ミドリゼミでは徹底的に予習を先行させて塾がこのような学習時間を作るようにしています「春休みには数学の予習を半年分やる!/中途半端な学習をするくらいなら英国社に専念しよう」「夏休みもう終わり/数学の予習は終わりましたか?」。

これが出来ない生徒は、このような私立の生徒とは勝負にならない。だから、「数学の予習が出来ないのなら関関同立の文系。」と生徒には言います「国公立大学がダメなら関関同立で!は失敗する/特に男子多い?」。

高校受験に難問を出す大阪府のC問題など無駄の極み

上の問題解くのに、進学塾の授業で学習していること役に立ちますか? 進学塾で「今の苦労は高校の学習で役にたつ!」と言って詰込み学習をしていますが、それは理解力の育成なのか根性なのかどうなんでしょう?そんなことを言っている間にライバルはもう遥か彼方に進んで、彼らはそのステージで理解力の育成と根性を鍛えています。進学塾の戯言でこの格差が埋まると思いますか?

だから、こんなことを書いたのです「大阪府公立高校のC問題入試のバカさ加減」「「国公立大学医学科合格者は中高一貫私立ばかり」という新聞記事が出た/でもその理由までは書いていないので説明します」。

高校受験の勉強に必死になる子供に目を細めている親もどうかしていると思います。公立組は公立のことしか分かっていないから、方程式などの高校の学習とは全く関係ない偏差値に親子で一喜一憂をしている。そんなことはどうでもいい中高一貫校は、高校の役に立たない学習は素通りして、高校の学習の基礎になることだけを叩きこんで、中学2年生でこんなことをしているんです。

勝負にならない

私立に行く連中は、公立組が遊び呆けていた小学校から塾に通い中学受験し、入学した中高一貫校ではこのような厳しい学習をしているのです。そこで生き残った連中と勝負になると思いますか?だから「国立大学の理系には公立高校から現役では難しい?/中学受験は必須」となっているのです。

その上、「じゃあ、その差を埋めるために浪人してやる。大阪大学から目標は下げない!」なんて気概もなく「じゃあ、諦めて関関同立でいいっス」なんてほざく。

勝負にならない!

以上です。

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芦屋で500人以上、個別指導20年のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。御影高校・神戸高校、関西学院・同志社・神戸大学・大阪大学を目指す特進個別塾です。