関ケ原の合戦と明治維新、そして現在の無差別殺人の共通点/坂本龍馬は勘違い野郎?

ここに書かれていることは、通常とは真逆の方向から見た幕末です。極論です。坂本竜馬と坂本龍馬を勘違いして英雄視している方なんかは、怒らないでください!

関ケ原の合戦以後、最大の問題点

関ケ原の戦いで豊臣方についた大名の多くは取り潰したり減俸になったりしました。その際に一番問題になったのが、クビになった武士たちです。人殺しを当たり前に思っている荒くれ者が16万人も野に放たれたることになりかねなかったらしいです。彼らが食うために村々を襲ったら、まさしく北斗の拳や中東やアフリカのテロリストが支配した世界になります。

それを回避すべく、多くの大名は、新しく着任した地でも、以前の大名に仕えていた武士を雇いました。石高を増やされた大名はあぶれている武士を雇ったりもしました。徒党を組んで一揆でも起こされたらヤバいからです。

その際には、下級武士に対して一人当たり50石の給与が払われたと言います。資料によると、20万石加増された田中吉政という大名は4000人の家臣をその地で新規雇用したと言います。ちょうど加増分を雇い入れたんです。

でも、8万人は失業してしまいました。徳川家康を恨み、大阪城に集結し、これが豊臣家の滅亡へと繋がっていきます。徳川家康は豊臣秀吉との約束を守り、自分の孫の千姫を秀頼と政略結婚させました。秀頼も徳川との安定した関係を願っていたと言われています。しかし、真田幸村などのこうしてあぶれた不満分子が和平に反発して、その努力も無駄になっていくわけです・・・真田幸村って、豊臣方からしたら英雄なんですかね? 私、豊臣家を潰した悪役のひとりだと思うんですけれど。

ここで淡路島のパソナのようなことをした薩摩と土佐

だから、場所によっては関が原で豊臣方に付いた大名にも、徳川家康は加増しました。それには、こういう失業対策も含まれていたと言われています。石高を増やしたから、荒くれ者を雇って、治安を安定させるようにしたわけです。その代表が島津です。

ところが、この加増分を雇用に十分使わなかった藩があります。その島津と土佐です。浪人を通常の半分以下の給料で雇い入れ、足りない分は荒れた土地で農作業をさせたわけです。島津や土佐の下級武士の給料は20石で、それだけでは食えなかったのです。

もちろん、一人当たりの給料を減らして人数を雇い入れたという面もあるでしょう。でも、派遣労働者のような扱いになった武士は、困窮した暮らしを余儀なくされました。コロナで就職できなかった若者を20万円で雇い、寮費や食費を差っ引いて3万円手取りのパソナ淡路島ランドと似てますなぁ・・・善行なんでしょうか?

この極貧下級武士の不満分子が、反体制に集結して引き起こしたのが幕末の尊王攘夷運動です・・・いや、恨む相手は江戸幕府と違って、アンタらの領主やろ・・・。

薩摩や土佐を明治維新の立役者と英雄視する方って、ちょっと違うんじゃないかって思うんです。坂本龍馬も、まず最初に考える方向が間違えてると思うんですよ。黒船の前に、アンタらの藩の改革やろ? 

でもそんなことで下級武士がお殿様に真っ向から反発したら自分の首を撥ねられるだけだからできなかった。それで、島津や土佐の極貧下級武士は、同じような不満分子が集まっている京都なんかまで出向いて、徒党を組んで暴れたんじゃないかと思うんです。 

島津の藩主には文句を言えない西郷どんも、 江戸幕府が弱ったから、京都や江戸で起こったお祭り騒ぎに乗じた。後の行動を見ると西郷どんって、外交のことどれだけ分かって攘夷運動に参加してたんですかねぇ?

まあ、昭和のまだ貧しい時代にもありました。「安保反対!」ってお祭り騒ぎです。安全保障の意味を理解して暴れていた学生どれだけいたんですかね? で、結局就職になると、髪の毛を切って会社に入った。有名な「いちご白書」の歌の通りです・・・明治維新で暴れまくって、結局は藩閥政治で体制を作り上げて好き勝手して反発を招いた維新の志士とどう違うんでしょうか?

敵対した新選組も同じじゃないか?

世の中に不満を持った下級武士が集まって、意識高い系を気取って、世の中を見返そうとして、暴れまくったのは幕府側も同じです。その、一方で、内部抗争に明け暮れ、身内でも凄惨な殺し合いを頻発させた。ISから学生運動の成れの果ての連合赤軍まで、同じ構図です。

こういう無法地帯に行って暴力に物を言わせて力を持とうってヤツの思考回路って、時代を超えて世界共通なんですかね?

ということで、恨む相手を間違えて途方もないことが起こるわけです。

池田小学校、秋葉原、京アニ放火そして最近の小田急線の事件と言い、社会の階段を踏み外した人間が社会を恨んで無差別に引き起こす事件があります。表面化する凶悪犯罪の裏には、その何十万倍ものエネルギーがため込まれているはずです。その裏には、島津や土佐の下級武士のように二極化して敗者は人並みの生活も送れなくなった今の社会がある。

でも、今は尊王攘夷や安保反対のお祭り騒ぎはありません。欲求不満を解放する場がない。

でも世の中に文句があると言っても、国会や霞が関で刃物を振り回すわけにはいかない。西郷どんが島津の城で刃物を振り回してもクビを撥ねられるだけです。そんなこと警護が厳しく怖いのでできない。そうしたら、欲求不満は「自分の貧しい生活を犠牲に豊かさを享受して幸せそうにしている弱いところ」に向かっていくしかないじゃん。

だから、エリート学校や繁華街で幸せそうに歩いているカップル、それに勝ち組で人生を謳歌してそうな若い女性に刃物が向いた。被害者には理不尽ですが、社会全体を考えれば当然の帰結です。

犯人が悪いだけでは済まない

格差が広がり続ける社会でその予備軍は数えきれないほどいます。犯人が悪いだけではすみません。何か歯車が狂って階段から落ちると這い上がれない今の社会では、誰の身にも起こることです。階級社会で這い上がれずに革靴を履いて着物を着て拳銃を持って奇妙な格好をしていた坂本龍馬って、今で言ったらヒップホップの格好をして凄んでいる半グレとどうちがうんでしょうか?

池田小学校の犯人は、社会の要請に応じて異例の速さで処刑されましたが、その後も同じような犯罪は続く。だって、「これ以上生きても幸せはない。」「刑務所の方が路上生活よりマシ。メシもあるし、医者もいる。」と確信している犯人に、死刑や重刑は抑止にならない。

だから、産業革命で貧富の格差が広がった一次大戦後、先進国は社会権を設定し「みんな人並みの生活を送ろう」と、利益の配分を始めたわけですが。でも、平成の終わりから、アメリカに続き日本でも一次大戦前に世の中は逆戻りしています。世の中には逆噴射するテロリスト予備軍が数えきれないほど解き放たれているんですよね。

まあ、けれど、我々個人が今の社会をどうにかするなんてできようもない。だって、今回のオリンピックでも分かったように、政治も経済も既得権益層に握られていて、ピクリとも動かない。「レストランダメ、帰省もダメ」でしわ寄せだけがこちらに来る。坂本龍馬がいくら京都で暴れても、藩主や上級武士の壁は破れず実家は貧しいままだったんです。

だから、そういう不満を持たなくていいように少しでもマシな学歴を積み、職業を得て既得権益側に回る自助努力しかない。オリンピックで大もうけした大成建設や電通、パソナなんかに入るしかない。

・・・せやから、ウチの塾に来るんやでぇ~・・っていう宣伝でした。

以上です。

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