進学校問題の相談多し/難しすぎて役に立たない授業/多すぎる課題で復習できない

散々書いてきたお話です

最近、数組のお母さんとお話をする機会がありまして、そこで出たのがこの話題です。

進学校の授業の一例を紹介/こういうところに進んで自ら行こうとしてるですよ?」「進学校とはどういうところか?/優秀な生徒を搔き集め、チャート式も理解させられず多くは関関同立で精一杯、そういうところです」「進学校や進学塾への誤解/何度も書いてきたことですが・・・」「浪人に悩む親/進学校で想像以上に浪人が多い背景」「進学校に進んで、4年半も高校の学習をして、なぜ多くの生徒は関西学院大学にも合格できないのか?」などに散々書いてきました。

もっとお読みになりたければ「進学校への考察」にこの手のお話がいっぱいあります。

中学受験では「大阪大学、神戸大学、行けます!、何なら京大も医学部も夢ではありません!」と進学校は中学受験や高校受験で宣伝します。一方で、少子化の中で、進学校や進学クラスが増設されているんですから、優秀な生徒は分散して老舗進学校が売り物にしていた進学実績は劇的に落ちているわけです。もちろん、その老舗進学校に肩を並べるべく台頭してきた付属校や中堅校の進学クラスも同じです。

そこで、学校は上位国立大学の進学実績を残せて宣伝になる数少なくなった上位の生徒に絞った授業をする。半数以上の生徒は理解不足に陥ります。その上、各教師は自分の科目だけは結果を残そうと張り切り、膨大な宿題を出す。他の教科とのバランスも考えずに各教科の教師が投げつけた宿題で、生徒はパンクする。もちろん、理解不足の授業の復習などする余裕もなく、難しく膨大な宿題の解答を書き写すような学習を延々と続けざるを得ません。

そうして苦労して苦労した結果

苦労して苦労して、その挙句「出来ないのは努力不足」と分不相応の宿題を投げつけている学校から責任転嫁をされ惨めな学校生活を送り、その結果楽しんで遊んで学力不足な中堅の公立高校とさして違いのない学力・偏差値になる。

「名門校に入れば、後は楽だから!」と受験で尻を叩いて叩いて、進学校に入れたお母さんは、1~2年後に子供の惨状を目の当たりにして、こういうことを書き連ねている私の塾に「何とかしろ」と駆け込んで来られるわけです・・・いや、そういう段階になって何とかしろは難しいから、「中学・高校受験はワンランクの下の学校に上位で行け。」と書いているんですが・・。

本当に解決は難しいです・・・まず無理です

だって、身の丈に合わない授業が進行中で、復習も出来ないほどの課題を投げつけられ、「塾で解決しろ!」「復習させて!」「でも、学校の成績は上げて」「国立大学に是非! 蹴った付属校の子供が進む同じ大学などあり得ない!」って言ってくるわけです。

そういう子供たちは自分ではやり切れないので「平常点がつきます」と塾に学校の課題を持ち込みます。教えようにも、それ以前の基本がグラグラですから、塾で出来ることは継ぎ接ぎして何とか課題期限に間に合わせるしかありません。課題がやっと終わって「じゃあ、理解不足のここに遡って復習を・・」とでも言おうものなら「他の教科の課題があります。」と言われ、塾は付け焼刃のパッチワークのような学習を延々と続けることになります。

これでは定期テストはほぼ解法を丸暗記させて何とか乗り切ったとしても、模試の偏差なんか上げるのは不可能です。私の力不足からかもしれませんが、こんな状況で塾に駆け込んで来られても劇的に状況が改善する生徒はあまり見たことがないです。

その理由

もちろん塾では、「全教科で学力を上げれる状況にない。学習に時間がかかる数学を捨てて英語と古文だけでも最初から復習をして・・」と提案はしますが、「いや、それでは蹴った付属校で遊び倒している子供と同じ大学になる。耐えられない。何とか数学も成績を上げて国立大学に・・」というお返事をいただきます。「数学の学習は時間がかかります。浪人覚悟になりますよ。」と私が言うと「浪人は絶対嫌だ。」という。

どうしろというんですか? 基礎から復習する時間は取れない。塾では課題の分からないところを継ぎ接ぎしてパッチワークで仕上げるだけで、授業が進むにつれて分からないところがさらに積み上がり、何の解決にもなりません。それで、不満があると「あの塾はダメだ」と辞められる。根本的な解決に手を突っ込まずに、「国立大学」って都合の良いことばっかり言うのであれば、どの塾に行っても無理ですよ。

問題は、塾の教え方にではなく、分不相応の進学校に見栄だけで進んだ生徒側にあるのですから、その責任を取るのは生徒側です。塾では責任を取る生徒の手助けができるだけです。

受験で苦労して、その上今学校でこんな状況に直面しているので、「下の学校の連中が行く私立大学は嫌だ!」という気持ちは痛いほどわかります。でも、この姿勢を変えないと、何も解決しない。下手に数学なんかに手を出して英語の学習が不十分になり、進学校の授業と課題に振り回されて理解不足が積みあがれば、その下の学校の連中が行く大学にも進めない。

これは進学だけの話ではなく、あらゆる大人の問題でも同じです。経験やプライドをリセットすることができずに、現状からズルズルと堕ちていくのは失敗の多くの根源です。しかし、そのことをお分かりの大人であるお母さんが、まず現状を維持して上を目指すことに固執されます。

はっきり言いましょう

進学校に進んだ見栄をいつまでも叫んで、関関同立にも落ちれば、どないするんですか? プライドもへったくれもなく、一生後悔しますよ!

私は、「そういう考えしかないから、進学校で下位の成績で進み落ちこぼれる結果になっているんです。関学も行けなくなったらどうするんですか? それでもなおそういうことをおっしゃるのなら、責任は持てません。」と最近はハッキリ言うようにしています。だって、お預かりしてもロクなことにはならないことが多いですから。

私には、都合が良いハッピーな解決策は、このような事例で見た経験がほとんどありません。だから、不満を持たれて塾を辞められ、お互いにアンハッピーになることは避けたいのです。

もし、私が言っていることなどバカな塾の戯言で、進学校で落ちこぼれた生徒をバンバン国立大学に放り込む塾があれば教えて下さい。私、講習料100万円払ってでも、お話を伺いに行きますよ。

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