塾と学校は違うんやで!/学校は終身雇用・塾は実力主義

親の目の前で生徒に言ったこと

少し反抗的なところがある生徒に母親の目の前で言ったことです。「学校と塾は違うで。そんな態度で勉強したら即座に辞めさせる。」

生徒は、「何でですか?」と、そんなことを言われる筋合いはないと言うように聞き返してきます・・・まあ、生意気なこと。

「キミの成績が下がろうが、学校は辞められることはないし、先生もクビになることはない。せやから、先生もキミの反抗的な態度には我慢する。お互い様やからや。けどな、塾の場合は、キミが反抗して塾の言うことも聞かんと成績が下がったら、『あの塾アカンわ』とキミのお母さんはすぐにでも塾を辞める。そんなヤツばっかりになったら塾は潰れるかもしれへん。そうやったら、『こいつアカンわ』と思った塾がキミを辞めさせないと塾は成り立たない。塾と学校は違うで。」

勘違いしている子供が多い

学校は校舎も立派ですし、なにより学校という権威の塊です。それに比べて、小さな私の塾など、生徒にしては「習い事」レベルの権威しかありません。その上、少子化の中で生徒は取り合いで、どの塾でもお客様扱いしてもらえます。そのこともあって、基本的なことを勘違いしている生徒が多いです。

固定客になれば学校も生徒も選択の自由がない学校はいわば終身雇用制の社員に生徒はなったみたいなもんです。学校卒業の資格が取りたければ、不満でも辞めることはできない。高校や私立なら辞めればランクが下の学校に行くことになる。だから、いじめなどが起こっても辞められないんです。一方で、成績不良・素行不良だからでは、よほどのことがない限り学校も生徒を退学させられない。日本型社会と企業の典型です。

それに比べて、塾ではいじめなどは起こりにくい。いつでも辞められ、相応の塾に変れるからです。もちろん、いじめなどが起こらなくても、「気に食わない」と少々不満があっても塾はすぐに辞められます。ダラケ切った生徒に私が一言厳しいことを言っただけで、翌日に「辞めます!」と電話がかかってきたことなど数知れません。

じゃあ、ダラケ切った生徒や、反抗してこちらの言うことを聞かずに成績も伸ばせない生徒に「辞めろ」と塾も判断しなければなりません。そんな子供を学校と同じように野放にすれば塾の評判と実績は地に落ちて倒産する。

「そんなことを言うなんて酷い!」と激怒するお母さんへ

少し気に入らないと塾を辞めるのだから、塾にそぐわない生徒は辞めてもらいます。これが酷いと言うなら、「キチンと指導しているのに、状況の判断もなく気ままに辞めるアナタたちも酷い」です。

「少々酷くても辞めささないで」というなら、学校と同じように3年間くらいの契約を頂いてからの話です。でも、「塾にそんなことを言われる筋合いはない。ダメだったら辞める。」と言うんでしょ?

客が店を選ぶ権利があるのと同様に、店も客を選ぶ権利はあるのです。騒いで雰囲気を台無しにして優良な多くの客足を遠のかせる客を締め出さないとレストランは経営できません。それか、そういう一見さん相手のファストフードのようなチェーン店の塾商売をするかです。

小規模の塾では、大手と似たようなサービスで過当競争の中を渡っていくのは不可能です。だから、小規模の塾にしか出来ない質とサービスで渡り合うしかありません。それをぶち壊す生徒は辞めていただきます。

生徒にはほとほと愛想が尽きても、私の塾を信じて預けて下さっているお母さんのために「頑張れない子供の場合、私はお母さんのために頑張っているんです」と言うまで頑張って、辞めさせるときにも「生徒に塾を辞めてもらうとき/私もとてもしんどいです」まで悩んで辞めてもらいます。

ダラケ切った生徒に苦労して教えているのに、成績が上がらない責任は100%生徒にある状態で「あの塾アカンわ」と辞めて行かれる方々に「酷い!」と言われるのはあまりにも不平等です。

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