無力感/大学を高望みしておきながら、少し厳しい学習を求めると退塾する生徒たち/塾で成績を上げても無駄

成績も上がり、志望校にも近づいたのに

今まで適当な学習しかしてこなかったのだから、勉強の進め方を変え、勉強量も増やすことも求めます。大きなプランでスケジュールを組んで実直に努力しているかチェックして、怠けていると叱ることもあるます。

ところが、自分の学力より相当高い大学を志望しておきながら、この当たり前の指導をすると、あるいは3年生になって「しっかりしろ」と少し圧をかけるとすぐに音を上げる生徒がとても増えています。ここ3~4年で急増しています。親の方も、子供の学習振りを見ていると私の言うことは当然だと思いながら子供に押し切られて、直ぐに塾を辞めてしまいます。

成績も上げたのに、こういう生徒が増えて、正直、最近無力感に襲われています。

こういう子供たちのその後の塾選択

多いのは、友達が行っている集団塾に変るというものです。結局、友達がいて楽しいことに加えて、私のような厳しめの講師が目を光らせている個別指導ではなく集団授業だと厳しいお小言を言われることもなく学校と同じで放置してくれるから、そういう安楽な状態に戻りたいとゴネるのです。

この時の子供の言い訳は定型です。「予備校では学校の友達もいて刺激を受ける。」です。イヤ・・・成績が良い同級生も一杯いる学校で刺激を受けずに、予備校でなら何で刺激を受けるの? 問題は、「友達と一緒なら、ヤル気ももっと出るかも。」とその子供の逃げに乗る親です。

ということで、子供は同級生と楽しみ、安楽な教室で聞くだけの学校と同じような授業に逃げるのですから、その後成績を上げて「辞めて良かった。」と言う生徒には出くわしたことはありません。

企業でも言われる「叱ったらダメ」/では、この高望みにどう対処すればいい?

「叱ったらダメ」というのは、塾や学校だけではなく、最近の企業教育でもよく言われることです。叱られた経験がない若者は、それで直ぐに嫌気がさして辞めてしまうからです。指導しても、アドバイスしても受け流して「忘れました。」「できていません。」を繰り返す生徒に、最後の最後に「いい加減にしないと、君自身がツケを払うことになる。」と叱ることさえできないのです。

最近も、1学期の期末テストで受験科目の化学のテスト範囲の半分しか学習せずに酷い点を取り、尚且つ夏休みになっても私立理系の主要科目の数学の問題を1日1問しか解いていない高校3年生を叱ったところ、塾を辞めると親から連絡がありました。この生徒がこういうことを繰り返しているのは親と共有しており、「こんな状況なら、高望みしている関関同立など合格するわけもない。」と分かっているにもかかわらずです。

この生徒は、英語だけは私の塾と他のオンライン塾を掛け持ちしていました。ところが、私の塾では数学だけは偏差値が10以上上がったにもかかわらず、オンライン授業で放置されている英語は低空飛行のままです。それでも、「友達と競い合える予備校に行く。」という子供の逃げに親は納得したようです。この言い訳は、上にも書いたように、子供を毎日見て指導している面倒な私の塾から、学校と同じで放置してくれる集団塾へ逃げたい生徒の常套句で、塾再開後の3年弱の間でも3人同じことを言って辞めて行きました。

この3人に共通するのは、高望みの割に努力と辛抱が嫌いということです。そんなダラケた生徒が学校で競い合って来なかったのに、オンライン授業でも適当なことを受け流しているのに、何で予備校で放置しておいて競い合うねん? それが分かっているから、当初は親も私の塾を選んだのに、子供が少しゴネると、子供に押し切られて元の木阿弥です。

3年の夏に逃げを打った時点で、この生徒の大学受験は良い方向にはいかないでしょう。

他の子供の場合

また、1カ月ほど前には、関関同立の付属校で成績が低迷している中学3年生の生徒を預かって、不定詞が全く分からないので2年生の問題集から丁寧に教えたところ「あの塾は要求が高すぎて、よく分からない。」と言って、2カ月足らずで塾を辞めました。この生徒は、他の塾でも同じようなことを繰り返してきたらしく、お母さんとは「そんな子供の我儘を許していれば、中学3年生でこの英語の状態は解決できない。大学には滑り込んだとしても、就職試験で必ず痛い目に合うから、少しは我慢させて来年度4月くらいまでは通ってほしい。」ととメールで約束した上で、入塾を許可したのにです。

塾でも「付属の大学に行けても、そんなことじゃあ就職はできないよ。」と言って、基本から丁寧に繰り返し教えましたよ。付属校の生徒なので、受験生とは違って、そこまで厳しくはしていません。それが、私の思った通り、子供はすぐに嫌気がさし、事もあろうか約束までした親がその子供の口車に乗ったのです。嫌なことでも頑張れと少しでも言うと、これです。

私が退塾の際に「また繰り返すんですか?そうしないように約束したでしょう。」と言うと、父親まで出てきて「特定継続的役務提供」の法律の構成要件の規定を満たした契約でさえないのに、そんなことを言われる筋合いはないと辞めて行かれました。私とても怒っています。自分の子供のことになると、親はなりふり構わない盲目になるんです。塾で一番避けたい親です・・・まあ、この親にしてこの子ありですけどね。約束を平気で反故にするまでは見抜けなかった私がバカだったんです。

まあ、中学2年レベルの不定詞の勉強を中学3年生になってやるのが嫌なんですから、6年後の就職活動でとんでもないことになると思いますけど、それでも親は「大学の看板がある」と思っているんです。イヤ、関関同立の看板でTOEIC200点の世の中を舐めきった若者など、どこの企業も採用せんやろ・・・企業勤めの父親はそんなことも分かってないようです。その前に、大学の語学の必須科目落第すると思いますけどね。

結局は

他の塾や予備校のように、「大丈夫ですよ~。キチンと教えてますぅ~」と受験間際までお世辞を言い続けて、子供からの不評を買う期間を延ばして、少しでも授業料を毟り取るしかないんですかねぇ・・・なんだかなぁ・・。

昨日も「夏休みの過ごし方」に書きましたが、「先日、塾にいらしたお父様が、「入学時には、京都大学、大阪大学、神戸大学、全部うちの生徒は一杯合格しています。」と学校から説明され、「大学への数学」などの進学校らしい学習でプライドをくすぐり、理解不足のスッカラカンの状態になって、3年生の夏休み前に「イヤぁ~、上位3割の生徒以外は、せいぜい関関同立がいいところですから、基本学習をし直しましょう!」と学校の父母会で言われて、怒っておられました。」というようなことをするしかないんですかねぇ。

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