夏休みの過ごし方

中学生の場合

苦手な分野の復習をすればいいと思います。お盆を過ぎれば、課題テストの対策をすればいいんじゃないでしょうか。私が言えるのは、大学入試が最終目標であることも忘れて、目先の高校入試だけが目標になって「進学校のどん詰まり/高校で分かる進学塾の弊害」「真面目に勉強している生徒の学力が下がっている不思議/学校と塾の過当競争が生み出す悲劇」のようなことになってしまうことです。

中学校で「基礎学力がない。」から「これを機会に」と思っている親御様は、夏期講習などに行かせても厳しいかもしれません。中学の学習はそれほど難しいものではありません。多少やる気があるのなら、そんな状態になっていないはずです。だって、中学3年生の冬休みになって、志望校の合格点に届かないことを知った子供は、初めて真剣に学習に取り組み2カ月ほどで今までのツケを全部返しますから。「中学3年の冬休みまで本気を出さない子供たちの将来

お子さんは「「9割が教科書を読めていない」私立文系しか行けない子供たちの末路/新井 紀子 国立情報学研究所教授」のような状態で、基礎学力の前にやる気が不足しているんです。「机に向かって勉強しています。」って言ってるお母さんは、お子さんの勉強をもっと観察してください。「成績が上がらない子供の暗記・・・写経に挑戦」「思考と努力の跡がないノートなど無用/まとめノートなど成績不良の証」というような学習をして「公立中学 通知簿4の授業の受け方/和訳は出来ても単語の意味は分からない理由」というようなことになっていますから、どこで誰に教えてもらおうとも厳しいです。

高校生1,2年生の場合(高校1年生の学習に入っている進学校の中学生も含む)

高校1年生、2年生で理系あるいは国立コースを選んだ生徒については、「学年後半の数学の予習をしろ!」「1年生は英文法の基礎問題集を、2年生はネクストステージなどの応用問題集を学園の終わりまでに完成できるように何とかしろ!」「基礎英文問題精講を始めろ!」です。

時間がかかる数学の予習をしておけば、学校が始まっても数学の学習に追われることはなくなり、数学だけでなく他の教科の学習にも余裕を持って取り組めるので全般的に成績が上がります。また、予習をするということは「自分で考えて解く。」と言うことでもあります。学校の課題に追われて解法丸暗記の学習になって「勉強したのにテストでは解けない。」と言うことはなくなります。

私立文系のと国立文系の生徒では、古文の文法を完成させてください。旺文社などからサブノート的な優秀な問題集がレベル別に販売されています。私立では基礎レベル、国立では1年生で基礎、2年生で応用レベルを完成させましょう。

尚、現代国語はシグマベストなどの文章や段落の構成を考える問題集があります。週末などに時間を決めてまとめて取り組んでいきましょう。

詳しくは「高校生の数学 1年でつまずく生徒」「高校生の数学 進路選択について」「高校生の数学 国立大学に向けて2年からの学習」「高校生の数学 高3の学習 スケジュール管理が命」をご覧ください。

進学校で学校の宿題にアップアップしている方へ

以下のブログを読んでいただいて、学習方向を再検討することが必要かもしれません。この夏休みを機会に、学習の取捨選択をせずに学校に流されると失敗するかもしれません。

真面目に勉強している生徒の学力が下がっている不思議/学校と塾の過当競争が生み出す悲劇」「進学校とはどういうところか?/優秀な生徒を搔き集め、チャート式も理解させられず多くは関関同立で精一杯、そういうところです」「進学校問題の相談多し/難しすぎて役に立たない授業/多すぎる課題で復習できない」「関関同立でよければ、無理な中学受験は百害あって一利なし/大量の落ちこぼれを生む進学校など不要」「

先日、塾にいらしたお父様が、「先日、塾にいらしたお父様が、「入学時には、京都大学、大阪大学、神戸大学、全部うちの生徒は一杯合格しています。」と学校から説明され、「大学への数学」などの進学校らしい学習でプライドをくすぐり、理解不足のスッカラカンの状態になって、3年生の夏休み前に「イヤぁ~、上位3割の生徒以外は、せいぜい関関同立がいいところですから、基本学習をし直しましょう!」と学校の父母会で言われて、怒っておられました。

高校3年生の場合

国立志望のの生徒では、理系であれば重要問題集や入試問題集で志望校レベルの入試問題集を解けるようにして下さい。文系であれば古文の長文にしておきましょう。英語はネクストステージなどの文法問題集を語法・熟語も入れて完成させること、長文は英文問題精講を解説を見ないで読めるようにすること。

理系なら、学校で配られたセミナーやアルファなどの問題集を完成させること。文系なら教科書をしっかりと読み込んで、日本史などの問題集がある科目では相応のレベル別問題集が販売されているのでそれを進めること。

加えて共通テストの選択科目で、「対策問題集」などを「要点まとめ」の参考書などを見ながら進めましょう。

私立の場合は、理系なら上に書いた数理の学習を、文系なら国社の学習を進めて下さい。

10月からは共通テスト対策を中心に学習するので、国立大学志望の生徒では秋になって二次試験の応用問題の対策などできませんので、上のスケジュールは厳守です。

以上が簡単な説明です

後は、解法丸暗記にならないように、あるいは努力を見せかけるための空回りの学習にならないように、しっかりと理解しながら進めることです。「真面目に勉強している生徒の学力が下がっている不思議/学校と塾の過当競争が生み出す悲劇

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芦屋で500人以上、個別指導20年のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。御影高校・神戸高校、関西学院・同志社・神戸大学・大阪大学を目指す特進個別塾です。