高校受験を無視する学習の提案 「ひとつでも上の高校など意味がない、高校の予習をしよう!」ミドリゼミの説明会と体験授業

中学1年生の生徒の体験授業と説明会をしました。大変優秀な生徒で、公立中学の授業など楽勝のようです。この生徒はまだ中学1年生なので、高校進学をどうするのか、中学受験組をライバルと考えれば大学受験にどうアプローチをしていくのか、そしてミドリゼミはどう指導していくのかをお話ししました。その内容をそのまま書くわけにはいかないので、少し変えて書きます。

公立中学の授業など楽勝の生徒の状況

授業中に「この問題をやってみよう!」と課題が出ても楽勝で終わらせて時間が余って仕方がないという生徒が来ました。公文では小学校で高校の数学まで進んだ生徒です。中学1年生のこの時期だったら、授業など退屈以外ないでしょう。

一方で、この生徒も親御様も、高校進学に関しては漠然としたイメージしかお持ちでない。「公立なら神戸高校・・・? そうでしょう?」というものです。

当然、神戸高校に行くには調査書の点数などからどういう勉強をしないといけないかもイメージできていません。そして、神戸高校に行ったからといって、他の学校と比べてどれほど有利なの不利なのかも具体的なイメージがない。そして、名門公立高校に入るための高校受験の準備をすると、中高一貫校に進んでいる生徒に比べてどういうポジションで大学受験に向き合わなくてはいけなくなるのかもイメージできていません。

名門公立高校を目指すということ

名門公立高校を目指すためには、調査書を合格ラインに持って行けるように通知簿でオール5近い成績を取らなければいけません。そのためには定期テストの2週間くらい前から、テストで得点を取れるようにヌケのない復習していかなければなりません。もちろん、3年生の後半になれば5教科の全範囲を復習して対策問題などに挑戦する受験勉強を始めなければいけない。

3年生の夏休みから本格的に受験勉強を始めるまでの2年半近くでは、定期テスト・実力テストが15回ほどあります。それぞれ2週間準備に使うとして30週=7~8ヶ月です。それに3年生の夏休みからの8ヶ月の受験勉強を加えると合計16ヶ月、1年4カ月という中学生活のほぼ半分の期間を調査書対策と受験勉強という「テストで5点点数を上げる学習」に使わなければいけません。

ところが、5点でもいい点数を取るための学習とは、難問対策であったり、繰り返し学習して些細な抜けをふさぐことであったりと、ほぼ基礎学力の育成には関係のないことで、高校からの学習準備には関係ありません。

でも、多くの高校受験の進学塾は「高校受験の頑張りが大学受験にも生きる!」などと宣伝するし、親の方もそう思っています。大間違いです。そんなことなら、高校受験で頑張って中学の難問を解かない私立の一貫校の生徒の方が大学受験で有利なのはなぜなんですか?

基礎学力がある生徒にとって「高校受験の学習」は高校からの成績に連動しない

神戸高校や兵庫高校などのトップ校には総理などの進学コースがあります。一般受験の普通コースの生徒とは成績は上下関係に入学時はありますが、高校の学習が始まってしまえば定期テストや模試の順位ではこの上下関係は維持されることなく、高校の学習に適応できた生徒が総理・一般受験関係なく上位に上がります。進学コースの生徒が上位を独占していることなどありません。

その上、神戸高校の中位・下位にある御影高校の上位の生徒には、神戸高校の7~8割の生徒は追い抜かれます。御影高校でも上位の1割で神戸大学、3割程度で関関同立に進みますが、神戸高校でも神戸大学に進めるのは上位3割程度、関関同立は真ん中より上にいないと進めません。ということは大多数の神戸高校の生徒は御影高校の上位の生徒に追いつき追い抜かれるのです。「最上位公立高校の中位は下位高校の上位に追い抜かれ、下位は中堅高校の上位に追い抜かれる/中高一貫の私立でも同じことが起こります/最上位校で落ちこぼれる生徒の特長」。

神戸高校はもちろん、御影高校に上位で進む生徒も中学生の基礎学習ごときに理解不足はありません。あるのは「難問対策で5点を上げる学習に適応したか」という一点です。しかし、その努力と高校での学力は比例しません。名門公立高校に進むために5点の差を詰める受験対策など無駄なのです。

「神戸高校の総理に○○名合格しました!」と宣伝し、難問対策を売り物にする学習塾などいかに無駄なものか、高校の成績順位と大学進学実績を見れば明確なのに、目先の金看板だけに踊らされている親がどれだけ多いかということです。いや、ほとんどの親がそうでしょう。目の前の「神戸高校 総理」の一等賞の金看板しか見ていない。愚かです。だから、中高一貫校との授業差など分からずに高校受験で奮闘する道を選んだともいえる。

一方、私立の中高一貫校では?

中高一貫校ではこの中学生活の半分を占める受験対策などないこともあって、さっさと中学の授業を終えることが出来ます。それで、多くの中高一貫校では中学3年生から、トップ校では中学2年生から高校の授業を始めます。

優秀な生徒が集まる中高一貫校では中学校の簡単な学習なら早く終わらせることができますが、いくら優秀でも難しい高校の学習を早いスピードで終わらせることは無理です。だから、多くの中高一貫校では公立高校と同じ3年間かけて高校の勉強をします。それでも中学から始めた貯金で1年以上早く終わらせることができ、1年間以上受験対策を組めるわけです「国立大学の理系には公立高校から現役では難しい?/中学受験は必須」。

これが中高一貫校の強みです。優秀な公立校の生徒が「高校受験のために5点を詰める」学習に必死になっている間に、さっさと高校の学習を始めることが出来ます。そして無理なく高校の学習を高校2年生までに終え、十分な大学受験対策が出来るのです。

特に理数系科目が高校3年生まで残る理系進学組では公立高校の不利は著しく、国公立の医学科ではほぼ中高一貫校が独占するようなことになっています「「国公立大学医学科合格者は中高一貫私立ばかり」という新聞記事が出た/でもその理由までは書いていないので説明します」。

この生徒と親御様へのアドバイス

神戸高校でなくても、御影高校でも模試の偏差値で70を取れば大阪大学でも京都大学でも進めます。調査書のための学習など無意味だと腹をくくれば、授業料無償化を利用して私立の須磨学園や雲雀丘を選択して、そこからでも京都大学でも大阪大学でも進めます。上に書いたように、トップを取れば高校などどこでも同じです。だから、神戸高校の金看板がどうしても欲しいという強い願望がなければ、中学時代のこの半分の時間を高校の数学や英語の学習に使うという素晴らしい選択肢があるのに、ほぼすべての親は気づいていません。

もちろんトップの神戸高校の看板がないと気が済まないというのならそういう指導もしますが、大学受験が一番大切な受験であるという認識があるならミドリゼミではそれに対応できる学習指導をしていきますということを説明させていただきました。

中学から大学受験を目指す学習でも定期テストの準備などを無視するわけでも、受験対策を打たないわけでもありませんが、中学の学習楽勝レベルの生徒が「あと5点で神戸高校」ということを考えずに無駄な学習を排除すれば、もっと選択肢は広がり有利な大学受験をすることが出来ます。

この生徒と親御様は、他にも塾の見学に行かれたそうですが、このような大学受験までも含めた総括的なアプローチの話はミドリゼミだけだそうです。こういう提案や指導ができることがミドリゼミの最大の利点です。

本当の個別指導とは?

その生徒の性格を考えて指導をする、その生徒のレベルに合わせて難易を加減する、そんなことはもちろんです。しかし、本当に生徒に合わせた授業とは、その生徒の能力に応じて、最終学歴を決定する大学受験までも考えて受験方針や学習方針を個別に組み立て、アドバイスし、実践できることです。

これが本当の個別指導であり、ミドリゼミが志向する学習指導です。

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芦屋で500人以上、個別指導20年のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。御影高校・神戸高校、関西学院・同志社・神戸大学・大阪大学を目指す特進個別塾です。