給料日まで待てない、広がる「前払いサービス」 /消費者金融より酷いと思います/偏差値50以下は蟹工船の世界へ
給料日まで待てない、広がる「前払いサービス」 従業員の定着アップや求人応募増に効果:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)
コンビニ大手ファミリーマートは8月、加盟店スタッフ向けに給与の一部を前払いする「プリポケ」の活用を始めた。給与の前払いサービスは「前借り」と異なり、従業員が実際に働いた分だけ、月イチの支給日を待たずに受け取れる仕組みだ。福利厚生などのニーズの広がりとともに、サービスの提供会社も増えている。利用手数料は申請額の1.5%分で、振込手数料も必要・・・らしいです。
酷い新手の貧困ビジネスですね。その月末支払うべき給料をその月内に払って1.5%の金利を取る。年利にしたら18%以上ということになります。従業員は自分が働いた給料の支払いを月末から日当や週給にしてくれと言っているに過ぎないのに、第3者に金を貸す消費者金融に近い金利を取るなど悪どいにもほどがある。
その上、振込手数料? コンビニなんか現金商売なんだから、手数料なしで現金で渡してあげなさいよ・・・どうせコンビニの銀行で手数料も分捕りたいんでしょ? 鬼畜ですな。
salaryとwage
アメリカでは、こういう人々への給与の支払いは基本週給=wageです。週給でないと、目先のお金に困って上のようなことになるからです。でも、年利20%近い金利や振込手数料をよこせなんか言いません。月払いのsalaryは高給の正社員への支払い方法であって、日銭に困っている非正規労働者への支払い方法ではないです。
日銭に困る非正規の低賃金で働かせて、週給の制度がないのをいいことに手数料を分捕るなど、こんなことを野放しにしておいていいんですか? 昔、借金漬けにしたヤツを、人里離れたダム現場やマグロ漁船に乗せて働かせて、なんやかんやと理屈をつけてピンハネしていた伝説のナニワ金融道並ですぜ。
日本って、小林多喜二の「蟹工船」の時代に戻っている気もします。こういうことをやっている企業もありますしね!「SDGsと言ってるポリコレおバカさん=偏差値50以下のオツムは淡路島でイカゲームをする」
若い世代の皆さん、「従業員にしっかりと給料を払って、存分に働いてもらおう。」とも思わないこんな国で、将来働きたいですか? 先進国中最下位の給与水準に落ちて尚、そこから這い上がるために技術や経営を革新するのではなく、従業員それも非正規の低賃金で喘いでいる現場スタッフからさらに搾り取ろうとする。こんな国に将来はないですよ。昔韓流ドラマが流行ったのは、物価も給料も安い韓国から安く放映権が手に入ったからテレビ局はバンバン流したわけです。その韓国よりこの3年で日本は低賃金になっているんです。
今までも散々書いてきましたが、偏差値50ではこんな目にあわされるんですよ
進研模試などの公立高校で受ける模試は、上位の私立の進学校は受けません。全体でみると、偏差値50というのは真ん中より下なんです。そして、20歳代の非正規雇用は40%近い。1/3の高校生は、休日でも学校の宿題以外はまるっきり勉強しない。「生徒の皆さんに分かって欲しいこと/上位の学校に進みたければ相応の努力が必要だと言うこと」「「最近の若者は口だけは一人前で辛抱もない。」とお嘆きのお父様方へ/あと5~6年するとその若者が神々しかった有様になります/でもね、親御様の方が変化は激しい」
この結果を併せると、宿題も適当にして、宿題で分からなかったら解答を赤で書き込んで理解もなく勉強をして、進研模試なんかで偏差値50無かったら、サービス業で低賃金で働かされて、目先のお金に困ったら手数料を山ほど分捕られて給料が支払われるようなことになるんです。
けれどもね、こういう生徒に、社会の実情を説明し、基礎学力を身に着ける学習を説明し、大学入試までのスケジュールから考えていつまでにその学習をしないといけないのか説明し、入塾時には「頑張ります!」と言っていた生徒に入塾してもらい、「じゃあ、頑張れ!」と少しお尻を叩くと「あの塾分かりにくい。」「もう行くのは絶対にイヤ。」なんて言ってすぐに辞めます。この3~4年、本当に生徒の質が劣化しています。進学校の生徒でも下位では、少しの辛抱もないですから。
それに輪をかけて親が劣化している。「ウチの子も頑張ると言っています!」と塾に連れてきて、少しお尻を叩いて子供が音を上げると「頑張らんかい!お前の人生がかかってるや。高校生にもなって何言ってるねん!」とも言わずに、「子供が嫌だと申しておりますので・・」と言って来られる。まあ、こんな親御さんは、コンビニ働いて、自分で働いたその月の給料の支払いを「前借り」だと言いくるめられて、ピンハネされるこんなことにお子さんをしたいのでしょう。
蟹工船から逃げ出そう! 海外の院に行こう!
生徒諸君、私なら語学や生活の面で日本の大学に行くのは仕方ないですが、大学院では海外に出ます。大学では必死に語学の勉強をします。海外で働くには、文系でも経営学修士などの院卒、理系では博士課程卒業がものすごく有利です。最終学歴を日本の大学なんかに決めていいんですか?海外生活に飽きたなら、日本の外資系企業で働くこともできます。
せやから、「しっかり、勉強せい!」偏差値50の大学ではどうしようもない。泥船の日本でこんな企業に非正規や安い正社員で雇われて沈んでいくだけです。