この時期の受験生の親の心得

生ものを食わすな!

飽食の日本で「脳に良い食べ物」というようなウソ半分の話ではないです。

私の高校時代で、大阪大学の薬学部で判定A、模試でも志願者のトップ2という超優秀な奈良の友人がいました。数学と物理は天才的で、私など歯が立ちませんでした。ところが、彼は正月のごちそうでA型肝炎にかかってセンター入試を受けられず、その年の入試はあきらめざるをえませんでした。

また、私の大学時代で同じ学科の同級生で、大学院の入試の直前、どこかの店で生ガキを食べて、彼もA型肝炎にかかって大学院を諦めました。一年留年して高校の先生になりました。

当時と比べると検査も厳しくなっているとは思いますが、念のため、こういう目にお子さんを合わさないように、合格するまでは生ものは食わすな!寿司も禁止! 正月のおせちも気を付けて。合格したら思いっきり食べさせてください。

入試前は外出させるな

特に入試直前は、もう外出させない方が良いかもしれません、コロナなんかを入試前にうつされて隔離なんてことになったら、それこそ悲劇です。

屋外では感染しないと思いますが、電車なんかを使って混んだ初詣なんかもどうかと思います。近所の神社に空いた時間帯に、気晴らしがてらに行くのならいいとは思います。でも神頼みで合格した生徒など私は知りませんので、そんな時間があれば勉強した方がいいと思います。

親御さんも、ご自分から子供にうつさないように、忘年会や新年会は控えた方が良いと思います。なかなか理解してもらえないお父さんも多いんですが、子供の頑張りを見たら何回かの飲み会くらいパスできないんですかね? 子供の入試が終わってうれしい結果になったら思いっきり飲んだくれたらいいじゃないですか。

薄着をさせるな・部屋を暖めろ

暖かいインナーウェアを着させて下さい。もう学校で着替えをすることもありませんから、ヒートテック、ババシャツ何でも着させて体調を崩させないこと。

もちろん部屋は暖めてあげてください。でも暖め過ぎると、頭がボ~っとしてきます。そこで室温は20~22度くらいにして、机の下にフットウォーマーとひざ掛けを置いてあげてください。下半身が温まると体全体がほどよく温まります。フットウォーマーは2000円ほどで売っています。ひざ掛けなんて古い毛布で十分です。

またエアコンで暖房するなら小型の加湿器を置いてあげてください。喉が荒れずに風邪にもかかりにくくなります。清潔なバスタオルを濡らして部屋に吊るしておくだけでも結構違います。

ここで意外と気が付かないのが靴下です。塾の子供を見ていると、くるぶしまでの短い靴下を真冬でも履いている子供が多い。足が冷えると体全体が冷えます。少し厚手のキチンとした冬用の靴下を履かせてください。

外出の時はマフラーと手袋もさせて下さい。

そして、何より必要なこと/早い目に医者に行く!

少しでも風邪気味だとかなれば、早い目に医者に連れて行くこと。喉が少しでも赤ければ、特にアレルギー性鼻炎の子供なら、即医者に行くこと。早い目に抗生物質でも飲めば、感染症の炎症は早期に収まり1週間かかる風邪の回復が1日で済みます。

特にアレルギー体質で喉や鼻に炎症が起こりやすい場合は、風邪のウィルスは死んでも細菌の感染症の炎症が続き慢性化することも多いです。ところが、熱が出ないと医者に連れて行かない親御さんが多くて、中には塾でビービー鼻を塾で噛んでいて、感染症で色のついた鼻水になっていると子供が言っている場合でも医者に連れて行かない親御さんも多い。この親の怠慢で副鼻腔炎まで行った子供を数人知っています。早い目に医者に行って抗生物質を3日飲めば治まっていたものを・・・。

受験前に風邪からのどの炎症を慢性化させて体調を崩さないようにしてあげてください。特にアレルギー体質のお子さんでは気を付けてください。

親ができることはもうない/応援するだけ

これ以後は、くどくど文句は言わず全力で応援してあげて下さい。体調管理だけは気を付けてあげて下さい。

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芦屋で500人以上、個別指導20年のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。御影高校・神戸高校、関西学院・同志社・神戸大学・大阪大学を目指す特進個別塾です。