公立高校の生徒の学習に必要なこと
中高一貫校と同じで英数で予習中心の学習
「中高一貫校/中学での学習方針/親が学校選びで心すること」でも書きましたが、高校の学習は難しく進度も早いので、一度落ちこぼれれば取り返すのが難しいです。その上、進学校は課題が多く、自分が分からないところをゆっくりと学習する時間が取れません。だから、学校の授業を中心において予習をしても復習をしても、学校の授業や課題に振り回されることになって、理解不足を解消する機会がないのです。そして半年もすればその理解不足が積み重なってにっちもさっちも行かなくなります。
こういう状態にならずにしっかりと理解しながら学習するためには学校の授業と自分の学習の間にバッファーを作らなければいけないのです。それが半年分の予習です「高校生の指導 | 特進個別塾ミドリゼミ芦屋校|定額で毎日プロが個別指導 (tokushinkobetsu.com)」。
数学で半年分の予習ができない生徒は国立大学と関関同立の理系はあきらめる
20年以上の経験から、この学習を継続できる子供は、神戸大学以上の国立大学進めます。中途半端にしかできない生徒は関関同立です。投げる生徒は産近甲龍以下になります。
数学でこのペースの予習ができない生徒は理解不足に陥り、間違いなく落ちこぼれます。黄色チャートすら理解できないです。だから理系の関関同立は無理です。国立大学では共通テストには数学があり二次にも数学があることが多いので無理です。
この状態で理系に行くのであれば産近甲龍以下になります。目の前の学習に落ちこぼれているのですから、3年生で学習する数Ⅲで入試問題を解けるレベルに持っていけることはありません。だから産近甲龍以下の大学では理系でも数Ⅲが入試科目にないのです「進研模試で偏差値60の学力を如実に示す大学入試/工学部で数Ⅲが受験科目にない/企業採用しっかりしてくださいね!」。
だから、英語の文法学習だけはマイペースでしっかりと学習して、なるべく上位の大学の文系学部を目指してください。
高校の英語学習の問題点/マイペースの英語の予習が必要なこと
高校では薄い文法のテキストと分厚い参考書を渡されます。授業ではこの薄い文法のテキストの解答を教えられて終わりです。十分な説明をしている学校を私は見たことがありません。
こういう状況で、多くの生徒は文法の重要性を分かっておらず、テスト前に薄いテキストを丸暗記するだけの学習になってしまいます。渡されている参考書を読んで理解を深めている生徒など見たことはありません。
そこで、高校2年生の後半になって入試レベルの長文読解を始める、あるいは文法問題集を始めると解けないのは当たり前ですが。解答の解説に何が書いてあるのか分からない状態になって入試勉強どころではなくなります。
この状態から何とかできる生徒が関関同立ギリギリ、この状態のまま「こんな問題集難しすぎる」と言っている生徒が産近甲龍以下の大学に進みます。これは私が塾を始めてから20年間変わっていません。
上位公立校の生徒が勘違いして失敗すること
高校受験の塾では、最上位の公立校に上位で合格する生徒以外は学習で文法や解法の理屈を教えて理解させようとしても無理なのはよく理解しています。優秀な生徒の多くは中学受験で私立に行っているのだから、昔の公立高校トップ校のクオリティはもうないのです。だから、この理解力のある上位の子供たちだけが、高校でも上位を取って公立大学に進みます。最上位の公立校でも7割は私立大学です。
そこで、高校受験の塾では理屈など教えずに、解法丸暗記のために膨大な宿題を投げつけます。その丸暗記学習に成功した生徒がトップ公立校でも7割に上るわけです。そして、このトップ公立校合格と言う輝かしい成功体験から、高校でも丸暗記学習を続けて失敗します。
高校の学習は丸暗記が通用するものではないからです。それでも、過去の成功体験から学習方法を変えられない生徒は非常に多いです。高校で成績が低迷していても変えられないのです。また、丸暗記学習しかしたことがないので、理解する・考えるということが分かっていないこともあります。
このような子供に高校での学習を手取り足取りおしえるのですが、丸暗記で即座にパッと結果が出た過去の栄光が忘れられずに、理解をして努力する地道な学習を嫌がる生徒は非常に多いです。だから、高校受験でそれほどの成功体験はない中堅高校のトップレベルの生徒で、「高校では高校の学習方法があるから順応しよう。」と考える生徒の方が良い結果が生まれることが多いです。