北斗晶さんの長男の奥さんがカナダに出産旅行/余裕がある家族で増えると思う
カナダやアメリカで出産する意味/豊かな国への脱出と相続税逃れ
もちろん、出地主義を取る豊かな先進国で子供の国籍を取るためです。子供は日本とカナダやアメリカの二重国籍となり、成人後にどちらかを選べばいい。
一時期、中国人が一番近いアメリカ、グァムで出産するのが流行っていました。もちろん、成人後にアメリカの国籍を子供に選ばせて、家族全員で移住するためです。金ならうなるほどありますから。この状況を危惧したアメリカは妊婦への入国ビザを厳格化し、アメリカで出産するのは難しくなりました。
そこで、今回はカナダだと思うんです。いや、これは私の全くの無根拠の想像です。でも、日本が貧困化するに従い、子供をカナダなどで出地主義を取る豊かな国で出産する富裕層は増えていくと思います。加えて、カナダでは日本ほど厳しい相続税はありません。だから、その子の国籍を頼って家族全員で移住すると、祖父母や親からの相続税がかなり回避できる。
シンガポールやドバイよりいいかも?
仮想通貨や株式のキャピタルゲイン逃れ、そして何より相続税逃れのためにシンガポールなんかに移住する富裕層がいます。最近ではドバイですか? でも、あれらの国は都市国家とドバイ以外は砂漠で行くところもないような国です。
そして、シンガポールもドバイも人工的に作られた国で、一日中ショッピングモールのような街で暮らさなければいけない。多くの人は退屈さに耐えかねて移住を挫折するそうです。
残念ながらオーストラリア、ニュージーランド、アイルランドは出産旅行を避けるためにこの制度を廃止しました。子供が国籍を取るには、両親のどちらかがその国の国籍を持つ必要があります。
だから、豊かで、文化もそれなりにあり、退屈しない都市も自然もある国はカナダしか残っていません。
若い世代はもっと切実なんでしょう
だって、経済が成長せずに給料が上がっていません。その状態で高齢化が進み、日本の税負担率は50%に迫ろうとしています。通常なら、こういう高負担国家は高福祉で、進学や病気、失業の心配はしなくていいのですが、日本は福祉は低く負担だけが上がっています。
こんな国で子供を育て住みたいと思わない若い世代は増えるはずです。相続税逃れなどという浮ついた話ではなく、もっと切実な状況からカナダで出産する若い夫婦が増えるんじゃないでしょうか。
今のうちかもしれません
カナダは移住がしやすい国です。広大な国土に比べ人口が少なく、常に人で不足にあるからです。
ところが、中国人に不動産を買いあさられてバンクーバーの住宅価格が高騰し、カナダ人が住めなくなって外国人の不動産購入が難しくなった経緯があります。
この出産旅行の制度も、もうすぐ締め付けられると思います。お金持ちの皆さん、今のうちかもしれませんよ。