邪馬台国への思惑/副葬品なしの墓が「有力者?」/佐賀県≒NASA≒塾 ロマンをビジネスに使う
石棺は「弥生後期有力者の墓」 吉野ケ里、副葬品なし
先日、吉野ケ里遺跡の端の方から石棺が出土しました。被葬者の身分や時代の特定につながる人骨や副葬品は見つからなかったが、墓の立地状況などから、同遺跡では初となる弥生時代後期の有力者の墓と結論付けたそうです。
・・オイオイ、そんなことだったら、弥生時代の有力者の墓なんか日本全国で見つかるんじゃないんか?
研究者まで金もうけに走る
もちろん、佐賀県の役所の人は吉野ケ里遺跡が邪馬台国であって欲しいわけです。そうすれば、観光客がガバガバ来ます。それに、研究者も邪馬台国であったら研究費がガバガバ文科省からおります。
ということで、何が何でも、無理やり吉野ケ里遺跡が邪馬台国でないといけないわけです。
アメリカでも同じ
アメリカでは、厳しい予算の中、何の役にも立たない宇宙開発の予算は削減されてきました。この状況に危機感を覚えたNASAは、定期的に「火星に生命の痕跡」「宇宙人か?」などという何の確証もない情報を流して一般人の興味を集め、何とか予算を確保しようとしています。それに、最近は売り上げの落ちているマスコミが乗っかって、尾ひれをつけた報道をバンバン流します。
誰しも「それは嘘だ!」と断言できないロマンを、佐賀県やNASAはビジネスに使っていると私は思うわけです。
偏差値30から慶応へというロマンも同じ
ウソとは言い切れない「偏差値30から慶応へ」というロマン、だってビリギャルがいるわけですから、をビジネスに利用するのはどの業界も同じです。「感情の壁でしか物事を認知できない人々/塾の安易なキャッチコピーの謎」のような人々を相手にしているビジネスなわけです。
余談:邪馬台国と卑弥呼から日本の安全保障を考える
それにしても、邪馬台国と言い卑弥呼といい、中国の日本に対する蔑視は太古の時代からですな。 中国が日本の一般市民にミサイルを向けるの躊躇すると思います? 邪や卑の文字を中国に使われて、それを嬉々として使っている日本人の意識って、安全保障のもろさと表裏だと思う。