成績が上がる中学生と上がらない中学生の実態・学習

ミドリゼミの中学生の学習

当塾は中学生の学習範囲を学習している生徒には予習はさせません。学校のペースに従って復習していきます。学習内容が簡単な中学の範囲など、成績が優秀な子供には予習などする必要はなく学校の授業で理解できます。塾ではその理解の補充、応用問題への応用をすれば十分です。

一方で、学力がない生徒では、塾と学校で同じようなことを二度教えられて、聞き流して、分からないところは放置していることを繰り返すだけだからです。

その日に学校でどこを学習したのかおぼえていない

ミドリセミでは、その日にどの科目のどこを学習したか聞き取り、その生徒の学力レベルに合わせて復習していきます。成績の良い生徒では「この科目のここを学習しました。」「じゃあ、この重要ポイントは分かっているな?」「ハイ」「それじゃあこういう理解の方法や、こういう内容までは教えてもらったかな?」「いや、それは知らないです。」というようなコミュニケーションが取れます。その上でその日の学習を個別に組み立てていきます。

そころが成績の悪い生徒では「どの科目のどこを学習したの?」と聞いても、「エエっと、英語・・・いや英語はなかったから、数学・・・数学は確かこの辺りを・・・」「じゃあ、こういうことは教わった?」「確か教わったような気が・・・」ということになり、当日何を学習したのか聞くことさえものすごく手間がかかります。

問題は、この成績が悪い生徒は、難しくて分からないので「ここが分からなかった」ということではなく、しっかりと授業を聞いていいないから何を学習したのかさえ分かっていないことです。

これが、一般的な中学生です。公立中学でいえば通知簿で4と5が混じっている生徒は前者、通知簿で3と4の生徒は後者、オール4の生徒はその中間という感じです。

お分かりになりますね? 能力の差より性根の差です

だから、授業を聞いていない後者では、塾でまた最初から説明し直して、それもやはり呆然と聞き流します。そうして学習に時間がかかり、復習さえも追いつけなくなり、テスト前にしないといけないことが溢れかえりテスト準備が間に合わなくなります。

この状態を何度も繰り返し、何度も話し合っても改善しません。テストで酷い点数を取って悲しくなっても、反省はしないからです。悲しいだけで、おいしいものを食べて友達と楽しく過ごしていれば1週間もすれば悲しさは忘れます。腹の底まで堪えていないのです

最終的に、少しきつく叱ろうものなら「あの塾イヤヤぁ~」と親に泣きつき、こういう子供をどうにかしてくれと言ってきた親も「成績も上げられないのに、ウチの子に何言ってくれてるの!」と怒って辞めます。

私の経験では、学習能力の親子間の遺伝は必ずしもありませんが、この性根の親子感染は多いです。

能力の差ではなく、性根の差である証明:入試

成績のホドホド良い生徒と悪い生徒、言い換えれば公立中学で通知簿が4と5の生徒と3と4の生徒の差は、私の経験からでは頭脳の差というより、この緩い性根の差です。

なぜなら、当日の学校の授業範囲もおぼえていないような学習しかしてこずに、「でけへん」「おぼえられへん」と3年近く言っていた生徒が、3年の冬休み前の最終の3者面談で志望校を下げられ、その下げられた志望校の過去問題を冬休みにやっても合格点を取れず、「ヤバい」と気づいてやっとまともに頭の歯車を動かして、それまで3年間「でけへん」「おぼえられへん」と言っていたことを2か月弱でモノにするからです「中学3年の冬休みまで本気を出さない子供たちの将来」。

能力の差ではなく性根の差と言わざるを得ない。

そしてこういう生徒に「1年から今の学習をしていれば御影高校には行けたんや。キミと御影高校に行く生徒の差はその姿勢のみ。」と言うと「分かりました。」と言います。

学習の前に躾の差

お母さん、お分かりになります? 「分かる分からない」の前に、「聞いているか聞いていないか」の躾の差です。

通知簿3と4の生徒など、「褒めて育てる」や「長所を伸ばす」と言っているからこういうことになるんです。褒めて育てて自分で頑張る子供ですか? 伸ばす長所がある子供ですか? その前に「必要なことはしなければいけない」という躾が必要な子供じゃないんですか?

通知簿が4と5で埋まっているのなら、「褒めて育てる」でいいと思いますよ。放っておいても自分で頑張るし、自己反省もして次は成功しますから。

でも、やはり反省は1週間しか保たない・・・

でもね、高校受験で痛い目に合ったのかと思いきや、それで合格すると「私って、いざとなればできるんだ!」と都合よく勘違いして、高校ではもっと酷いことをしでかします「高2生3割が勉強時間ゼロ 希望進路で差、文科省調査」。

中学の学習とは違い高校の学習は難しく半年程度頑張ったところでどうにかなるものではありません。それで早々に諦めて、願書と小論文でも出せば合格通知がもらえるFラン大学に自己推薦するわけです。

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芦屋で500人以上、個別指導20年のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。御影高校・神戸高校、関西学院・同志社・神戸大学・大阪大学を目指す特進個別塾です。