コロナ後の生徒の変化/今の中学生の下半分は危ない

コロナ後に感じている異変

この1~2年、塾に来る中学生、それも中堅私立や公立校で通知簿がオール4以下の生徒が、おかしくなっています。生徒だけではなく、親もおかしくなっている。甘くなっている。その甘さが際限なく甘くなっている。

まず、この程度の成績では、当塾では入塾時に子供の覚悟だけではなく親の覚悟もうかがいます。そこで「しっかり勉強させる。」「厳しく躾け直す。」「塾で厳しくしてください。」という親子しか受け入れません。

ところが、その親の厳しさがコロナ前の甘々レベルです。塾に来る回数は明らかに減っているし、塾で少し厳しく指導すると「子供が嫌だと言っている。」と塾内での状況も効き取らずに子供の言い分だけですぐに辞めます。

明らかに、コロナ前とは違う異常レベルです。

家庭内に子供を丸抱えして、おかしくなった

コロナで子供が学校に行かない状況になって、家庭内に子供がずっといる状況になり、子供自身が自分を律しきれない私立中堅校や公立中学でオール4以下の子供は家庭でだらけるのがデフォルトになります。これが高校生くらいだと、もう少ししっかりとしているのでまだマシです。

しかし、小学校高学年や中学生くらいになると反抗期もあって、そのだらしない状況を親が何とかしようとするととても面倒なことになり、親は放置する。少なくとも学校に行っておけば、授業やクラブ活動で躾けられた最低限の我慢や自己抑制ができなくなっている。

甘い親の下で反抗期やそれにかかる時期を過ごした子供は、「大人なんてチョロい。」がデフォルトになり、学校が再開しても塾に来ても本当にだらけたことになっています。この悪循環が最悪の結果を生んでいる状況だと思うのです。

これは、コロナ初期に塾に来た生徒と、今塾に来ている生徒の大きな差です。コロナの閉校時期に家庭で小学校高学年や中学校時代を過ごした下半分の子供は本当に酷くなっています。

でも、もう手遅れです

こういう子供を何とか衣装としても、反抗期に「大人なんてチョロい」がデフォルトになっていますから、親や教師や塾講師が多少のことをやっても受け流されるだけでどうにもなりません。おそらく、自衛隊の宿舎に入れるレベルの厳しい生活をさせないと矯正はムリでしょう。

それで、中学高校と進み、気が付いた時には「高校の勉強は難しくて分からない。仮定法過去って過去じゃないんすか? 漸化式って何?」の状態になります。もう巻き返しなど無理なんですよ。

これが、最近の下半分の子供を見て感じることです

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芦屋で500人以上、個別指導20年のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。御影高校・神戸高校、関西学院・同志社・神戸大学・大阪大学を目指す特進個別塾です。