高校数学の学習方法/学力別

まず、チャート式や教科書を学習しているのに成績が上がらない生徒さんに

「チャート式勉強しても模試がダメ」と悩んでいる方、解法を見て「フンフン、こう解くのねぇ~」ってやってるでしょ? 真似るのと、自分一人で解けるのは別物ですよ。

チャート式ではなく、同時に配布されている4ステップや3ステップの問題集を解法を見ないようにして自分で解ききってください。そしてどうしてもわからなければチャート式などで確認してください。確認後はチャート式を閉じて、問題のどういう点を使って、どう解くのか頭の中で自分で組み立てて解いてください。

産近甲龍まで

上記の学習ができて4ステップレベルの問題集が解けていれば通ります。入試問題はこのレベルの問題が出来ていれば合格できるように作ってあります。

ウソだと思うのなら、過去問と合格点を見て、どの問題が解けていれば合格できるかよく見てください。各大問の①②③で、①②は教科書、③が少し難しいレベルのはずです。合格点はこの①②を解ければ到達できるようになっています。

学校の問題集が出来ていれば合格できるようになっています。

関関同立まで

学校から配られた上記問題集に加えて、3年生の夏休みからオリジナルやスタンダードなどの入試問題集を学習できれば合格します。

これは別にステップアップするためではなく、入試問題集の様式に慣れるためです。学力的には黄チャートの内容ができていて、それを入試本番できちんと発揮できれば合格します「関学や同志社に合格する数学の勉強法/誰にでもできてチョー簡単」「関関同立への数学/教科書と黄チャートができていれば合格できる」。

ウソだと思うのなら、過去問と合格点を見て、どの問題が解けていれば合格できるかよく見てください。各大問の①②③で、①は教科書、②が黄チャート、③が少し難しいレベルのはずです。合格点はこの①②を解ければ到達できるようになっています。

神戸大以上

数研の入試問題集1Ⅱの文理系を2年の夏休みから進めるます。3年になれば、理系ならⅢを進めます。3年の夏休みからⅢを進めるスケジュールはムリです。9月後半、遅くても10月からは共通テスト対策を始めなければいけないので、それまでに二次試験の解けるレベルになっていないと間に合わないからです。

なぜなら、この問題集の学習には時間がかかるからです。学習方法は解説を読まずに、自力で解けるまで考え抜くというものです。入試問題は2時間で5問、その中で4問も解ければ合格するのですから1問30分で解きます。それにチャレンジするのですから、最初は1問解くのに1時間も2時間もかかります。

なぜそんな学習をするのかというと、真似るのと、自分一人で解けるのは別物だからです。このレベルの生徒だと解説を読んで真似るのは簡単です。でも問題の目の付け所、解法の場合分け、式の展開の方法をを身に付けるには自力で努力するしかないです。

「解説見ないで解けってアホか」って言う方、解説丸写しで出来た気になってる人間に、ポイントや目の付け所を言っても身にならないんです。 一人である程度できて自分なりの方法論を身に付けて、初めて解法やアドバイスは身になるんです。このことが分からない人間は神戸大以上はムリです。

高校3年生になってから入試問題集を解き始めてはゲームオーバー

以前、中学2年生から高校を始める中高一貫進学私立で、上位の生徒で神戸大や大阪大学精一杯なのに無理に難しい学習を強いて、結局は3年生でチャート式の復習をやり出し、「この夏休みにチャート式を完成させて、数研のオリジナルと共通テストの過去問題を10月から初めよう!」と3年生の夏休み前の父母会で説明した学校がありましたが、この学校の最近の大学進学実績は惨憺たるものです。

この時期から始めても、二次テスト用の入試問題集は解法を見て解くのが精一杯で自力では解けるようにならないし、共通テストの過去問でも英語や国語の問題数が多い科目でどうマネジメントしていくのか考えていく時間はないからです。

そんな時期から入試問題を解いて間に合うのなら、大阪大学や神戸大学の値打ちはない。

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芦屋で500人以上、個別指導20年のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。御影高校・神戸高校、関西学院・同志社・神戸大学・大阪大学を目指す特進個別塾です。