公立校の校区に関するウソと親の噂/芦屋の山手の公立校が優秀だというウソ
親の噂、業者の宣伝に尾ひれがついて・・・
ミドリゼミがある校区の公立中学は芦屋でも優秀だという噂はお母さんたちからよくうかがいます。理由は、ミドリゼミがある中学校区は芦屋の山の手の高級住宅街にあたるので「金持ちやエリートが多い」→「学力が高い」→「通知簿も厳しい」と言う噂があるからです。この噂を利用して不動産屋などは「○○小学校、××中学校区」と宣伝に使います。
この噂が嘘の理由
裕福な層が多いということは、当然中学受験も盛んで、私立に逃げる割合が芦屋でも一番高い地域なんです。この地域ではの小学校では2/3の子供が中学受験塾などに通い、半数が私立中学に進みます。もちろん、学力が高い多くの子供は私立組です。
ということは、この校区の中学校は、他の地域に比べてレベルが高いとは言えないんじゃないの?
それに、裕福だということは、会社員ではなく自営業で成功している方も多いのです。マンションが主体で会社員が多い阪神沿線や埋め立てエリアとは違って、「何が何でもいい学校に行っていい企業に」という志向がない方も多いのです。
だから、中学受験の塾は山の手の阪急沿線に集中し、高校受験の進学塾は海沿いの阪神沿線に集まっているんです。
通知簿の採点も厳しいなんてことは、芦屋全部と西宮西部・神戸の東部の公立中学を知っている私の感触からはない。通知簿3が壊滅している状況はどこでも同じ。通知簿4でやっと昔の3です。「公立中学の下半分は終わっている」の状況はどこでも同じなんです。
ミドリゼミの校区の子供の特徴
このあたりの子供は高級住宅街に住み、高級住宅街の中の坂を上り、高級住宅街の中の小学校や中学に通います。だって、中学の通学路、こんなレストランの前通るんですよ。だから、フェラーリやベントレーなんか珍しくもないこんな生活環境が当たり前だと思っているんです。
塾に来る子供では、子供の時に外国に住んでいた子供も多い。その外国も、なぜか中国やタイではなくってヨーロッパやオーストラリアなんかなんですよ。日本中支店がある大企業に親が勤めていても「大阪支店から親は移動したことがない。ずっと芦屋に住んでる。」なんて子供も結構います。すごい恵まれた運の強い人生の方が住んでいるという地域の印象も私にはあります。
だから、親が太いなどの生まれ持って運がいいか努力して運がよくて成功するかでないと、この生活環境が手に入らないことなど分かっていないんです。いや、親自身が「自分は運がいい。」と分かっていない方も多く、非常に甘い社会認識と、教育に対する認識の方も多い。山の手の私の校区の親の方が、阪神沿線でマンション・会社員主体の海沿いの地域の親より、認識が甘い方が圧倒的に多いです。
そうして、そういう親の元で甘く育てられて、小学校や中学で「漢字を書いておぼえるのなんか面倒くさくてやってられるか」という根性で「芦屋でこのレストランで食事して~、車は当然外車でぇ~」という世の中舐め切った子供が出来上がる「芦屋という地域の学習特性」。
「一つでも上の学校からいい会社に!」という層が多いニュータウンなんかに比べて、芦屋の山手の公立に通う生徒が優秀だと思います?それに加えて中学受験が盛んなんです。だから、こういう生活環境の子供が多い神戸東部や芦屋の子供が通う神戸高校は、ニュータウンを抱える長田高校にずっと太刀打ちできなかったんです。