中高一貫の進学校は中学2年生の3月、公立校では高校受験後の3月で、その後の高校の成績は決まる

この時期に半年分の予習ができるかどうかで、その後の高校の成績が決まる

中高一貫の進学校の多くは中学2年生の後半から中学3年生で、英数では高校の学習に突入します。公立ではもちろん高校入学後です。4月からは中学とは比べ物にならないくらい難しい高校の学習に突入していくわけです。

ここで、それまで通り復習中心の学習や塾や予備校で学校と同じ授業を受けて分からないことやできないことはそのままであると、よほど学習適性の高い生徒外は必ず落ちこぼれます。この学習適性が高いとは、京都大学楽勝以上のレベルです。神戸大学や大阪大学のレベルではありません。

高校の学習、特に数学は高度で、授業を聞いただけでは、参考書の例題を見て解いただけでは独力で解けないのです。けれども高校分野の授業進度は速く、独力で解けるまで頑張る余裕はありません。解けない状態のまま先に先に進まれて解けないことが積み上がります。

また、英語では、英文法の教科書はたいていは薄く、このような状態の数学などに時間を割いて、テスト前に一夜漬けになることが多いです。だから、英文法を十分に身に付けないまま高校2年あたりから受験用の長文読解に入っていって読めなくなります。でも、その時期からでは基礎から英文法を学習し直す余裕はありません。この状況は古文の文法も同様です。

これは、定期テスト前などでも数学や英語の学習をがんばらないければいけないことを意味し、共通テストでも必要な理科や社会などに手が回らないことを意味します。

だからこの時期にしなければいけないこと

少なくとも夏休みまでの1学期分の数学と英文法の予習をすることです。学年末テストや入試後に春休みと時間は十分あるはずです。

それも、数学では独力で解けるように考え抜いて学習するのです。授業に合わせた細切れの予習や復習に捕らわれていてはそういう学習はできません。だから、長い休みに十分時間を取って自分のペースで考える学習を進めること大切です。

英語でも問題集を解いて終わりではなく、英文法の分厚い参考書を辞書代わりに用いて、問題点や疑問点を解決していくことは、長い休みにしかできません。

学年の後半のこういう予習は夏休みにすればいいわけです。

ミドリゼミが行うこと

もちろん説明し解説はします。しかし何より、このスケジュリングを守らせること、解答を見て頷くだけの上滑りの学習にさせないこと、このマネージメントです。

というのも、学校が変わって心構えができる公立校とは違って、中高一貫校では学期が変わるだけで、内容が格段に変わる心構えがないので、この初期対応に誤って、この時期に落ちこぼれてそのまま取り返せない子供がとても多いからです。一方、公立では高校入試が終わって、浮かれて遊び惚ける子供が大半です。だから、この時期から始めようと子供をマネージメントする人間が必要なのです。

それさえできていれば、ソコソコの学習適性があれば神戸大学には届くはずです。

以上ができないようなら

以上の学習ができないようなら、神戸大学以上の国公立大学は諦めて関関同立にしないと無理です。時間的な制約があるのなら、クラブ活動なども辞める覚悟がなければ関関同立です。

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芦屋で500人以上、個別指導20年のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。御影高校・神戸高校、関西学院・同志社・神戸大学・大阪大学を目指す特進個別塾です。