高校1・2年生 理科と社会の学習
理科と社会の基盤は数学と英語の予習
「高校の学習指導」「新高校生の新学期の開始/数学の予習を!」「新高校1年生の英語学習」などに書きましたが、数学と英語の予習がしっかりと出来ていれば、理科と社会の学校の学習もキチンと出来る時間は日々の学習、あるいはテスト前に確保できるはずです。
数学と英語の学習に日々あるいはテスト前に追われる生徒は、理科や社会それに古文の学習が不十分になって全教科の成績が低下します。
さらに、予習で学習を進めていて、2年の夏休みには数ⅠAⅡBCなどが終わっていて数研の入試問題集などを始めている、理系なら加えて3年に入る時点で数Ⅲの予習が終わって数研の入試問題を始めている状況だから3年からは以下の入試用の問題集も出来ます。3年生になってチャート式の復習に追われているようでは理科や社会まで手が回るはずないじゃん。
理科の学習とお薦めの参考書
理科は学校から配られるセミナーだとかアルファだとかの問題集が出来ていれば十分です。基本から入試問題までカバーできている素晴らしいものです。高校1・2年の間は他にする必要はありません。
これらの問題集さえしっかりと出来ていれば文系なら3年の2学期になって共通テスト用の問題集、理系なら3年から重要問題集などの二次対策と同じく2学期から共通テスト用の問題集を始めればいいです。
尚、授業だけでは分かりにくいという生徒には、文英堂のΣシリーズの参考書が分かりやすくてお薦めです。
社会の学習
最近の生徒は教科書を読みません。しかし、社会の入試問題は教科書から出ます。文科省が認可し、大学がその範囲の中から出題するのですから。しかも、教科書より詳しい参考書などを読むのならまだしも、教科書も参考書も読むのが面倒だからと、一問一答などの重要語句さえ覚えればいいという安直な方法を取る生徒が大半です。
そんなことでまともな大学が受かるわけはないでしょう! 大学側はそんなことは分かっているから、教科書をキチンと読んで事件や人物の時代背景や関連を理解できているか、その事件などの証拠となっている教科書の写真や欄外の注意書きをキチンと読んでいるか出題するのです。
ただ、日本史の教科書は読みづらいものが多いです。ほとんどの学校使っている山川などは代表です。公民関係も結構難しい。そういう時は、こういう教科書の解説本と並行して教科書を読みましょう。これだけではダメですよ。
だから、まず教科書を読んでください。繰り返し、ボロボロになるまで読んでください。後は3年になって入試問題を集めたような問題集を私立も二次も共通テストもするだけです。