借金漬けのアメリカZ世代から考える塾の生徒の将来
Z世代の特徴
Z世代の特徴は ・動機付けの必要性 ・承認欲の強さ ・共感されること・認め合い助け合うことを望む等だと言われています。
要するに、丁寧に説説明してもらって、結果にかかわらず「よくやった!」と褒めてもらって、それでもできないときは「アンタがやってよ。」という、メッチャ舐めた性格だということです。まあ、Z世代とも、その下限とも考えられる塾の生徒を見ていても、この特徴は納得できるものがあります。動機付けは良いにしても、出来もしていないのに承認されることを望み、注意されることは嫌がります。この5年で子供の指導はとても大変になっています。
ということで、新入社員に辞められては困る企業は「ホワイト化」し、生徒に辞められては困る塾は「褒めて教える」ということになっているわけです。別に、「ホワイトに褒める」ことがいいわけではないと思います。そこを誤解されている親御さんも多いのではないでしょうか?
このZ世代という名称もグループ化もアメリカあたりから伝わりました。 でも、この不明瞭なZ世代への定義付けは不明瞭で「私の子供はもっとしっかりとしている。」「個人個人別じゃん。」という議論が必ず出てきます。
この結果、1/3の若者がクレジットカードの延滞を起こしている/明瞭なデータ
では、この甘ったれた学校生活を送った末に社会人になった若者がアメリカでは何を引き起こしているのか? カードローン漬けの消費行動です。もちろん、高騰する学費のせいで学生ローンを抱えて給料だけではやっていけないというのはよく分かります。でも、それなら生活費を押さえてというのがまともな神経ですが、どうもそうでもないらしいのです。
この辛坊のない世代は、「高くなりすぎてどうせ家なんか買えないし」と住宅購入の頭金の貯蓄も放棄し、学生ローンがあるにもかかわらず消費しまくっているらしいのです「Z世代の債務膨らむ 生活費高騰でカード返済難しく」。この動画にもよくまとめられています。そういえば、日本に長期のバカンスで来日している20歳代のカップル多くありません? 私、「コイツら休暇も金もどうしてるんやろ?」って京都や姫路城に行く度に思っていたんですよ。子供の頃と同じように、自分を褒めて承認欲求を満たすために辛抱もせず少し働いては退職して、目の前の欲望を満たすためにクレジットカードを何枚も使い借金で長期旅行をする若者が増えているのかもしれない。
その結果、クレジットカードの延滞は、アメリカの若年層では1/3にまで跳ね上がっている。 これに学生ローンの返済加えたらどうなると思います? 三人に一人どころか半数の若者が現時点で借金で破綻している。この将来のことを考えて目の前の楽しいことが我慢できない特徴は、塾の子供を見ているとよくわかる。
「浪人してでも一つでも上の大学に進んで、少しでも良い企業に!」まで思う生徒は、私の塾で上位の国立大学に行けそうな生徒でもどんどん減っていています。
特に、この5年で下半分の子供の質は「劇的に」劣化している
この辛坊のなさ、努力のなさ、自己肯定感の高さは、塾での子供の指導を非常に難しくしています。特に下半分の子供では教えようがないほどの状態になっている。その一方で、子供のころから海外旅行に行き、結構高い洋服を着ることに慣れた子供が多い。彼らの行く末は、アメリカのZ世代と同じように借金漬けではにのだろうか?「公立中学の通知簿3は、教えるのが無理になってきている」