2学期末テストも終わりました。新学期・新学年に向けて準備を!
新学期の授業が本格的に始まるまで1ヵ月あります。とても多くのことができるはずです。有効に使う生徒と遊び呆ける生徒では大きな差が出ます。
3年生は目の前の入試に向けて準備を!
今更何も言うこともありません。
高校生は共通テストや私立の過去問で対策をしましょう。公立の中学生も志望校が決まるので、私立の過去問で数学がどの範囲まで出題されるのか調べて予習をして、それから過去問題に挑戦しましょう。多くの私立高校では、入試当日にまだ中学で学習中の3平方の定理は出題されません。円周角までです「中学3年生が期末テスト後にすべきこと/私立高校受験の準備」。
高校1年生、私立中高一貫校の2・3年生
高校の学習範囲に入っている生徒は、まずは来学期・来年度の数学の予習をしてください「2学期末テスト後の過ごし方/高校生編」。数学は一番学習に時間がかかる科目です。数学を学校のペースで予習復習すれば、必ず理解不足が積み上がって学習が遅れ始め、定期テストの前に積み上がります。そうなると他教科の学習も十分に出来なくなります。
同様に学習に時間がかかり、学校によってはまとまって教えることがない英語や古文の文法も進めて下さい。高校2年に入る段階で英語や古文の文法の学習が一通り終えていない生徒は、長文読解の学習ができないので入試に間に合わなくなります。
数学で分からないところがある生徒は、まず復習をしなければいけません。特に、今回は二次関数や二次不等式などのテスト範囲だった生徒も多いはずです。この分野は、今後の高校の数学のどの分野でも使う超重要な基礎分野です。この休みにでも解決できずに来年度まで持ち越すような生徒は、今の段階で数学を諦めた方がいいと思います。このままずるずると分からないところが積み上がっていくだけだからです「数学が苦手な生徒の勉強方法/数学を捨てることです」。
中学1・2年生の学習
中学の学習は難しいものではありません。学校のペースで復習していれば十分なので、高校のように予習する必要もありません。特段難しい問題が多いわけでもないので、難問対策もそうありません。進学塾が予習をメインにするのは、ただ単に差別化のためであり生徒のためではありません「中学生に予習と大量の宿題は不要/進学塾の都合だけです」。
それに中学生レベルの理解力と実効力では、中途半端に予習をしても分からないことを塾や自己学習と学校の授業で繰り返すだけで、どちらかの段階で解決策を練れるものでもなく意味はありません。
分からない分野を復習していれば十分で、残った時間は楽しいイベントなどに使ってください「2学期末テスト後の過ごし方/中学生編」。
中学1・2年生で冬休みもなしに必死で勉強をしなくてはいけないなら、高校の学習は無理です。そんな学習で進学校に無理やり進んでも必ず落ちこぼれます。高校受験で「ひとつでも上」しか頭になくなっている親子に何を言っても無駄でしょうが、大学受験までの過程で見ると中学で必要以上に詰め込んでも無意味です。どうせ高校受験では、その子なりの能力しか出ません。頑張って頑張って上位の高校に下位で入ると落ちこぼれて、余裕を持って下位の高校に上位で張った方が良い大学に行けるというのが、とても多い傾向です。