教育虐待か!ミドリゼミがだらしない生徒に送る言葉
「塾代いくらかかってると思ってるの」――教育虐待の現場で見た、中学受験で子供を壊す親の“3つの言葉”・・・というデイリー新潮の記事から
もちろんこの記事は中学受験生の児童対象であり、私が相手をするのは中高生の生徒で違いはあるでしょう。でもこういう思考、嗜好?の方の嗜好回路は学年が上がったからと変化するものではありません。だって、こういう思考には裏付けはなく、親の「そうだよね。厳しくしない方がいいよね。」という嗜好へのアピールしか存在価値はないからです。
子供に厳しいことをいって子供が泣く顔を見たくない親、子供がうれしいことを言って笑顔だけがある家庭で心地よく過ごしたい親へのビジネスとそれに乗せられている親以外にはミドリゼミは思いません。
子供を他者と比較する暴言は厳禁!・・日常的に使ってます
そりゃあ、子供の能力を比較することは残酷なことですよ。でも、その能力を正しく認識させないと、適切な志望校が選べないでしょう。
それに、「キミとあの子の能力は大差はない。でも本能的な上昇意欲というか負けん気が学習に向かないのなら、国立大学は無理です。その差が偏差値の差に出ている。」「いくら勉強してもその成績じゃあ、いくら神戸大と言っても難しい。数学を捨てて英国に絞らないと、下手に数学に手を出して英国の学習が今のままじゃあ産近甲龍もムリになるぞ。あとで泣くことになる。」とキチンと進路指導してあげないと、生徒が可哀想じゃないですか?
入試とは他者と比較し、出来る限り有利な競争をし、結果を勝ち取っていくものです。塾はその手助けをするところです。そのためには自分の客観的な評価をまず認識させる必要があります。
それとも、多くの学校のようにトラブルを起こさないように「少し難しかもしれない(絶対に無理だバカ野郎)、けど頑張ってね!(そもそも頑張る気ないだろう)」と言っていたんじゃあ、ミドリゼミが生徒の将来を潰すことに加担することになります。それは絶対に避けなければけません。
家族全員が、あなたの受験のためにたくさんの我慢をしているのよ
塾に来てもまじめに頑張る気がない子供には「おまえに親はいくら塾に金を使ってる?お前が塾に来なかったら、どれだけ親は好きなことができる? 老後に貯金できる? それでもダラシなおまえがどうにかならないかと塾に来させている親の気持ちが分からないのか? それも分からずにサボろうとするのなら、塾なんか辞めてしまえ。おまえを見ているとお父さんとお母さんが憐れだわ。」と子供に言いますが、何か間違ったことを言っていますでしょうか?
こんなことも分からない中高生なら、勉強だけが理解できることもない。塾に来る必要はありません。
親は子供へ回す金を老後資金に蓄えていないと、子供にすねをかじられたら大変なことになりますよ!
退路を断つ言葉 「今のままじゃ絶対に無理だよ」
言いますよ。日常語句です。
頑張りもせずに高望みしているヤツに「今の努力では無理だ」という以外の言葉はない。
今まで散々「頑張れ。自分で将来を切り開かないと誰も助けてはくれない」と言って来たんですよ。将来を語ってもダメなバカには退路を断たせるしかないでしょう。
他に適切な言葉があれば教えて下さい。
子供が傷つくという方はミドリゼミは不向きです
もちろん、その時の状況や子供の性格を見て話をしますよ。何でもかんでも厳しく言えばいいというものではありません。
でも、だらしないヤツ、努力もせずに高望みするヤツ、自己判断が出来ずに不利な受験をする奴を諭さないでどうするんですか?
そんなヤツに「そうだね~、キミの言うことも分かるよ~」なんて言って分かってくれると思います? 私は分かってくれないと思っています。長年の経験から。
でも、そんなだらしない奴らも褒めておだてていればどうにかなると思っている親もいます。こういう親は、例えばダラシない子共の代表である公立中学の通知簿3クラスの学力が親の時代とは全く違い、すでに落ちこぼれて将来に関関同立は完璧にムリで、産近甲龍などもほぼムリだということが分かっていないのです「公立中学の通知簿3は、教えるのが無理になってきている」「公立中学の下半分は終わっている」「公立中学の成績分布の恐ろしい実態/通知簿5は昔の4、通知簿3は昔の2」などにも書いた通りです。この時点で、学歴、そこそこの企業への就職はもうないのです。 アナタ、こういう子供が進む中堅公立高校や私立の進学実績見たことあります?もうこの時点で、そういう将来は限りなく無理ですよ。
いや「学歴や就職だけが人生ではない」というのなら、私が「こいつアカンわ」という子供が自営独立して会社員以上に努力して自分の道を築く可能性などどれほどか想像つきませんか?それをあやふやにして甘い言葉で誤魔化しているだけでしょう?将来は非正規で低収入で結婚も出来ない道以外はほぼない。
特にだらしない子供に父親が甘い場合は終わっています「数回の授業で辞める生徒が増えている/父親が甘い場合が多い/会社もすぐに辞めるでしょう」「この数年に崩壊していること/子供の学力<親の力/特に父親が甘い場合は、子供は矯正不能」。最後の防波堤の父親が「子供に嫌われたくないねん」と甘々でどうするんでしょう?
そもそも、こんなことで悩まないといけない子供に中学受験させたところで・・・
こんなことで悩まないといけない子供をおだててやっとソコソコの進学校に入れても、2~3年も経つと子供は思春期に入り本性丸出しになります。児童とは違い、今度は親の操縦は効きません。親が試行錯誤してやっと進学校に入れても、結局は本性丸出しにサボり出して落ちこぼれる子供は進学校に多い「進学校の1/4は中学2年生で落ちこぼれる/国立大学など行けない」。
こういうダラシナイ子供は言うことを聞く小学生のうちに何とかして関関同立や、それもムリなら産近甲龍の付属に放り込む以外にはない。下手に進学校に手が届くからと下位の成績で放り込んでもどうせ落ちこぼれて関関同立など行けなくなる。


